2011年05月19日 17:30

TPCマーケットレポート「2011年　メディカルフーズの市場分析調査」を発刊！　　　－通信販売とドラッグストアの開拓がさらなる市場拡大のカギを握る－

2009年度のメディカルフーズの市場規模は前年比9.1％増の960億円。全体の7割強を占める病院・施設向けが好調に推移している。また、在宅介護者の増加に伴い、在宅向け販路に参入する企業が増加。各企業は同販路の中心チャネルである通信販売やドラッグストアの開拓を進めている。

●概要
日本の総人口に占める高齢者の比率は毎年増加の一途をたどっている。総務省によると、2010年の高齢者（65歳以上）人口は2,944万人。総人口に占める割合は22.7％となり、人口・割合ともに過去最高を記録した。本格的な超高齢社会を迎え、メディカルフーズの市場は、毎年2ケタ前後の伸長が続いており、今後も高い成長性が期待できる。
中でも、流動食は、医療現場において、低栄養の予防や改善を目的とした栄養管理の重要性の高まりを受け需要が拡大。各社は栄養サポートチーム（NST）に向けた商品提案や訪問営業などの積極的な販促策により、需要を喚起している。また、患者の早期回復治療や慢性期医療現場での活用といった利用シーンの増加もあり、さらなる需要拡大が期待される。
介護食では、各社の取り組みが活発化。在宅介護者の増加を見据え、新規参入する企業が相次いでいる他、在宅向けに商品の拡充や通信販売などを通じた販路開拓も進んでおり、市場は年々拡大傾向にある。
治療食では、糖尿病や腎臓病患者のさらなる顧客獲得に向けて、従来よりもさらに低たんぱく化するなど機能訴求を強めたり、患者向けの米飯やおかずメニューを増やすなど、各社は積極的な商品戦略を展開している。
当資料は、こうした状況に着目し、拡大するメディカルフーズ（介護食、治療食、流動食）の市場を種類別、訴求ポイント別、チャネル別、ブランド別などにより分析。さらに、商品開発状況や販売促進策など参入企業の動向を調査し、メディカルフーズのさらなる市場開拓に向けたマーケティングや商品活動に資するレポートとなっている。

TPCマーケットレポート
「2011年　メディカルフーズの市場分析調査」
http://www.tpc-osaka.com/detail.php?prod_code=mr130110016

●発刊日2011年5月17日
●体裁：A4判　257頁
●頒価：製本版91,350円（税込）、CD-ROM版10,500円（税込）
注）CD-ROMは製本版をご購入いただいたお客様のみのご提供となります。

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