2011年02月07日 09:00

インフルエンザ流行で再評価。長崎出版２００９年　『思わず人に言いたくなる伝染病の話』著：渡辺龍太

新型インフルエンザの流行で、２００９年に出された『思わず人に言いたくなる伝染病の話』（長崎出版　著：渡辺龍太）が再評価されている。しかし、不況のために本が売れるというより、図書館などで借りられている。

本書は様々な伝染病についての解説と、それににまつわるエピソードが書かれている。例えばカツラやメールのルーツが梅毒であるなど、タイトルどおりの思わず人に言いたくなるような話が中心だ。

今では撲滅された病気の情報もあり、人類はいつの時代も伝染病におびえてきてはいるが解決方法をいつも見つけてきたというメッセージがこめられている。新型インフルエンザや家畜の伝染病などで、伝染病に対する恐ろしさが増幅する現代に必要なメッセージだ。

【目次】
第１章空気や飛沫で広がる病気（インフルエンザ／結核／ＳＡＲＳ／エボラ出血熱／流行性（脊髄）髄膜炎／天然痘）／第２章虫や動物が広める病気（狂犬病／ラッサ熱／ワイル病／ペスト／デング熱／日本脳炎／黄熱病／マラリア）／第３章性交で広がることがある病気（エイズ─後天性免疫不全症候群／淋病／Ｂ型肝炎／ヘルペス／梅毒）／第４章食べ物で広まりやすい病気（腸チフス／細菌性赤痢／アメーバ赤痢／コレラ／Ａ型肝炎／ランブル鞭毛虫症／その他、食中毒など）

【著者情報】
渡辺龍太（ワタナベリョウタ）
ＴＶディレクター・作家。１９８４年大阪生まれ、東京育ち。高校卒業後に渡米。演者や製作者として学生映画に関わる。その傍ら、北米の４０の町を旅行。帰国後は民放・ＮＨＫで国内外向けのテレビ番組製作のほか、不況の波を感じながら個人事業主として商売もしている

【本件の連絡先】

神保町『紙の本』プロジェクト
山中企画　
Tel:03-6903-6381 　FAX: 03-6903-6382
e-mail kaminohon.project@gmail.com URL:http://www.kaminohon.net/
〒114-0024　東京都北区西ヶ原3-41-11

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