ゼネラル・モータースを筆頭に、アメリカのビッグ3が総崩れとなった今、世界一の自動車メーカーであるトヨタ。名実ともに日本を代表する企業であるトヨタは、その業績が多くの日本人の生活に直接的・間接的に大きな影響を与える存在となっています。しかし、その陰でトヨタをものすごい勢いで追い上げている企業があります。それが韓国の現代(ヒュンダイ)自動車。
その現代自動車、乗用車分野に関しては日本市場から撤退してしまったため、国内ではあまり注目を集める機会がありません。しかし、世界市場、特に中国・インド等の新興国市場では、抜群の存在感を示しはじめています。2009年段階で、中国市場においては6位のトヨタに対して現代は4位。インド市場においては、こちらも6位のトヨタに対して、現代は堂々2位に食い込んでいるのです。
しかも舞台は新興国市場だけではありません。
2009年には北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞、さらに世界三大デザイン賞のひとつとして名高い、独レッドドット・デザイン賞も獲得しています。デザインも含め、現代自動車のクルマづくりが総体として世界で評価される流れになりつつあるのです。
かつては「安かろう悪かろう」の代名詞と言われた現代車。
しかし、日本人の多くが気付かないうちに、メキメキと頭角を表しつつあります。本書では、いつの間にかトヨタに肉薄する存在となった現代自動車の強さの秘密を、技術、ものづくり、マーケティング、海外戦略、企業文化、日韓の産業政策の違いなど、多角的に比較・分析します。その上で、トヨタ、そして日本の産業の最後の砦とも言うべき自動車産業復活へのエールを込めました。
自動車産業にかかわる方はもちろん、日本経済の行く末に関心のあるすべての方に、手遅れにならないうちに読んで頂きたい1冊です。
■体裁:四六判並製/184ページ ■定価:本体1,400円+税 ■発行:株式会社ユナイテッド・ブックス ■発売:阪急コミュニケーションズ ■発売日:2010年12月3日 全国 ■ISBN 978-4-484-10316-7
その現代自動車、乗用車分野に関しては日本市場から撤退してしまったため、国内ではあまり注目を集める機会がありません。しかし、世界市場、特に中国・インド等の新興国市場では、抜群の存在感を示しはじめています。2009年段階で、中国市場においては6位のトヨタに対して現代は4位。インド市場においては、こちらも6位のトヨタに対して、現代は堂々2位に食い込んでいるのです。
しかも舞台は新興国市場だけではありません。
2009年には北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞、さらに世界三大デザイン賞のひとつとして名高い、独レッドドット・デザイン賞も獲得しています。デザインも含め、現代自動車のクルマづくりが総体として世界で評価される流れになりつつあるのです。
かつては「安かろう悪かろう」の代名詞と言われた現代車。
しかし、日本人の多くが気付かないうちに、メキメキと頭角を表しつつあります。本書では、いつの間にかトヨタに肉薄する存在となった現代自動車の強さの秘密を、技術、ものづくり、マーケティング、海外戦略、企業文化、日韓の産業政策の違いなど、多角的に比較・分析します。その上で、トヨタ、そして日本の産業の最後の砦とも言うべき自動車産業復活へのエールを込めました。
自動車産業にかかわる方はもちろん、日本経済の行く末に関心のあるすべての方に、手遅れにならないうちに読んで頂きたい1冊です。
■体裁:四六判並製/184ページ ■定価:本体1,400円+税 ■発行:株式会社ユナイテッド・ブックス ■発売:阪急コミュニケーションズ ■発売日:2010年12月3日 全国 ■ISBN 978-4-484-10316-7
編著者紹介
小林英夫(こばやし・ひでお)
1943年東京生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東京都立大学法経学部卒、同大学大学院社会科学研究科博士課程修了。駒澤大学経済学部教授等を経て、96年より現職。
早稲田大学日本自動車部品産業研究所所長も兼務。主な著書に『日本企業のアジア展開』(日本経済評論社、2000年)、『戦後アジアと日本企業』(岩波新書、2001年)、『産業空洞化の克服』(中公新書、2003年)『日本の自動車産業の中国戦略』(工業調査会、2004年)『グローバル変革に向けた日本自動車部品産業』(共著、工業調査会、2005年)『東アジア自動車産業のグローバル連携』(共著、文眞堂、2005年)『地域振興における自動車・同部品産業の役割』(社会評論社、2007年)『BRICsの底力』(ちくま新書、2008年)『環境対応 進化する自動車技術』(日刊工業新聞社、2008年)『アジア自動車市場の変化と日本企業の課題』(社会評論社、2010年)など。ほか論文多数。など。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ユナイテッド・ブックス 〒160-0016 東京都新宿区信濃町3-1-303
編集担当 深澤晴彦TEL:03-6457-8112 e-mail : h.fukazawa@unitedbooks.co.jp
ご興味がありましたら、見本誌を謹呈させていただきますのでご連絡頂けましたら幸いです。
小林英夫(こばやし・ひでお)
1943年東京生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。東京都立大学法経学部卒、同大学大学院社会科学研究科博士課程修了。駒澤大学経済学部教授等を経て、96年より現職。
早稲田大学日本自動車部品産業研究所所長も兼務。主な著書に『日本企業のアジア展開』(日本経済評論社、2000年)、『戦後アジアと日本企業』(岩波新書、2001年)、『産業空洞化の克服』(中公新書、2003年)『日本の自動車産業の中国戦略』(工業調査会、2004年)『グローバル変革に向けた日本自動車部品産業』(共著、工業調査会、2005年)『東アジア自動車産業のグローバル連携』(共著、文眞堂、2005年)『地域振興における自動車・同部品産業の役割』(社会評論社、2007年)『BRICsの底力』(ちくま新書、2008年)『環境対応 進化する自動車技術』(日刊工業新聞社、2008年)『アジア自動車市場の変化と日本企業の課題』(社会評論社、2010年)など。ほか論文多数。など。
<本件に関するお問い合わせ先>
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編集担当 深澤晴彦TEL:03-6457-8112 e-mail : h.fukazawa@unitedbooks.co.jp
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