2010年10月05日 11:00

ユーブロックス社、小型3.75GモジュールLISAファミリーを発表。～表面実装UMTS/HSPAワイヤレスモデムファミリーは広帯域3G標準をサポート～

スイスの u-blox AGは、小型・超高速ワイヤレスモデムの新しいファミリーLISAを発表。

スイスの u-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表　仲　哲周）は、小型・超高速ワイヤレスモデムの新しいファミリーLISAを発表しました。LISAファミリーは、ワイヤレス高速インターネット接続が不可欠なモバイルコンピューティング、車載インフォテインメント、テレマティクスシステムや携帯ターミナルなどの広範な高バンド幅アプリケーションを可能にします。さらに安全なデータ交換機能も提供しますので、自動検針、固定ワイヤレス端末、電話健康診断、遠隔表示装置、店頭端末などの高精度アプリケーションもサポートできます。

「LISAは、そのサイズ、消費電力や性能においてワイヤレスモデム業界をリードしています」と、ユーブロックス社の最高経営責任者Thomas Seilerは述べています。「LISAは、全世界の弊社カスタマに最先端製品の設計を可能にし、それにより一般消費者と業務用ユーザに高速でしかも安全なブロードバンドの諸機能を提供します。」

このモジュールは、UMTS/WCDMA技術の採用により、最大5.7 Mb/sのアップリンクデータ速度（HSUPA）と最大7.2 Mb/sのダウンリンクデータ速度（HSDPA）を提供します。また、LISAは4帯域GSM/GPRS/EDGE（2G）もサポートしています。このモジュールシリーズはコンパクトな33.2 x 22.4 x 2.7 mmの表面実装パッケージで提供されます。

LISAファミリーには、欧州・中東・アフリカ圏（900/2100MHz）とアジア・アメリカ圏（850/1900MHz）で使用されている2帯域UMTS周波数をサポートするバージョンに加えて、データのみのアプリケーション専用バージョンも含まれています。すべてのLISAモジュールは、ユーブロックス社のGPSレシーバーと直接インターフェイスできるように最適化されています。LISAファミリーは、ユーブロックス社のLEON 2Gモジュールの後継モジュールで、レイアウトに互換性があり、同じPCBフットプリント上にいずれのモジュールも実装可能です。

LISAファミリーは、高速ワイヤレスインターネットアクセスが必要な小型携帯用デバイスには理想的なソリューションです。2010年に出荷されたすべてのモバイルコンピュータの10%はブロードバンド接続機能を搭載しているものと思われます。この数値は2014年までには50%を超えるものと予測されています。

サンプルと評価キットは2011年Q1の早い時期に出荷を予定しています。また業界の標準化団体による認定作業は現在進行中です。

LISAファミリーの詳細は、LISAのWebページをご覧になるか、最寄りのユーブロックス社の販売代理店にお問い合わせください。

LISA-U1ワイヤレスモジュールファミリーの高解像度画像データは、こちらから
入手できます。

ユーブロックスについて
ユーブロックスは、民生、産業および自動車市場向けに測位ソリューションとワイヤレス通信ソリューションを提供するファブレス半導体メーカーです。同社のソリューションにより、人、機器、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらに音声、テキスト、ビデオでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスは、GPS モジュール、GPSチップ、およびGPSソフトウェア・ソリューションなどのGPS製品群のみならずワイヤレス通信モジュールとワイヤレス通信ソリューションを提供していますので、ユーブロックス製品によりお客様は革新的でかつコスト・パーフォーマンスの高い製品を効率よく開発することができます。ユーブロックスはスイスを本拠に、欧州、アジアや米国などをはじめ世界各国に拠点を置き、現在180名の従業員がいます。ユーブロックスは 1997 年に創立され、スイスの証券取引所に上場（UBXN）しています。ユーブロックスの詳細についてはhttp://www.u-blox.comをご覧下さい。

＜プレスリリースと製品のお問い合わせ先＞
ユーロブロックスジャパン株式会社
カントリーマネージャー
仲　哲周
電話：03-5775-3850
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com

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