2010年09月10日 09:00

ソウル大学教授・金顕哲（キム・ヒョンチョル）著『殿様経営の日本＋皇帝経営の韓国＝最強企業のつくり方』本書だけの特別対談に『知識創造企業』の野中郁次郎・一橋大学名誉教授が登場！

株式会社ユナイテッド・ブックス（代表取締役:神澤享裕/所在地:東京都新宿区）は、2010年9月16日にソウル大学教授・金顕哲（キム・ヒョンチョル）著『殿様経営の日本＋皇帝経営の韓国＝最強企業のつくり方』を刊行いたします。本書では、世界的な視野の中でアジアから真の世界のリーダーとなる最強企業が成長してくるための経営論が、日韓双方の企業に造詣の深い著者の長年の実践と研究を踏まえて論じられています。

サムソン・現代・ポスコ等、躍進著しい韓国企業に対し、日本の経済産業省もその強みと弱みの研究に精力を上げ始め、各メディアでの注目度も急速に高まっています。そんな中、本書では、21世紀のグローバルな視野の中で、東アジアから最強企業が成長する画期的な経営論が提起されます。長年各国の企業を観てきた著者は、東アジア各国企業のパートナーシップ構築に鍵を見いだしています。現在の日本には韓国企業の躍進に対し2通りの反応があると著者は言います。ひとつは「驚嘆、関心の高まり」。もうひとつは「脅威論、警戒」。本書では、1.韓国躍進の理由、要因を様々な角度から検証、2.過剰反応とも言える「脅威論」に冷静に対処しつつ、3.日本企業、韓国企業それぞれの強みと弱みを分析、4.日韓企業が互いに協力しWin-Winな関係を築くための方法を提示します。いたずらに日韓のライバル関係を煽り立てたり、いずれかを持ち上げたりする方向性ではなく、日本企業と韓国企業の経営手法、それぞれの長所を合わせ、パートナーとして世界市場へ打って出ることが最も有効な戦略である、という視点を提供します。巻末に野中郁次郎・一橋大学名誉教授との特別対談を収録し、日本企業の経営上の変化、今後の日韓企業の関係のあり方について歴史的な経緯も踏まえ、アジアン・マネジメントの構築の方向性が論じられています。
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著者紹介　金顕哲（キム・ヒョンチョル）
ソウル大学・国際大学院教授。1962年生まれ。ソウル大学経営学部、同大学院を卒業（MBA）。ポスコ奨学生として、日本企業の競争力を学ぶために来日。慶應義塾大学・大学院経営管理研究科博士課程修了。経営学博士。ハーバード・ビジネススクール客員研究員、筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授などを歴任。韓国に帰国後はサムスン電子、現代自動車、SKテレコム、LG CNSなどの経営顧問を務める。さらにはトヨタ自動車、新日鉄、キヤノン、花王、旭化成ほか、数多くの日本企業のマーケティング教育を担当。著書に『コンビニエンス・ストア業態の革新』（有斐閣）、『サムスン電子の営業改革』（韓国経済新聞社）など。

対談者紹介　野中郁次郎（のなか・いくじろう）
一橋大学名誉教授。1935年生まれ。早稲田大学卒業、カルフォルニア大学バークレー校経営大学院博士課程修了（Ph.D.）。『知識創造企業』（東洋経済新報社、96年）は世界的なベストセラーとなり、「知識経営」の生みの親として知られる。その他、『失敗の本質』『戦略の本質』等、幅広くスケールの大きなテーマに意欲的に取り組み、日本を代表する経営学者として世界的にその名を知られている。

書誌情報
■体裁：四六判並製／256ページ
■定価：本体1、400円＋税
■発売日：2010年9月16日全国
■発行：株式会社ユナイテッド・ブックス
■発売：阪急コミュニケーションズ
■ISBN：978-4-484-10313-6

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