■執筆の背景と内容紹介
著者は1956年にドイツより来日以来、50年以上にわたり終末期の患者を訪問してきました。今まで医療現場では扱われることがなかった患者の叫びや、まわりに理解されず押し黙ってしまった方の声なき声を聴くことで、患者の死への恐怖を和らげ、自尊心を取り戻し、安らかに感謝とともに旅立っていく姿を目の当たりにしてきました。
このスピリチュアルケアは日本ではまだ認知されていません。しかし、諸外国、例えばドイツでは、憲法により病院でのスピリチュアルケア実施が守られているなど、欧米を中心にその必要性が認められ、広く浸透しています。
『人生の旅の目的地―ときを生きる小さな試み集』は著者の「スピリチュアルケアは、まずケアワーカー自身のスピリチュアル(内面的)な生き方から始まる、つまりスピリチュアルケアワーカーは完璧な者ではないが、役に立ちたい、援助したいという希望を持ちながら日々努力することで、何らかの助けができるようになる。大切なのは明確な目標を持ち、自分の能力を活かして毎日の闘いを生き抜くことである」、という信念の元、日々を著者の信仰を通して意識的に生きた記録として執筆されました。人は普段とは反対向きに寝るといった簡単な習慣の変化さえなかなか受け入れられませんが、常に人は変化すること(病気、失業、別れなど)を迫られます。また幼児は動物園で、ライオンに見向きもせず、一本のタンポポの花の前で夢中になることがありますが、大人はこうした心を持っているでしょうか。本書は毎日の小さな変化、不思議がる気持ち、気付きといったものが、実は自分の内面を活かし、最終的には納得のいく生き方へとつながることを、60のトピック―月ごとの時間の流れの中で追いながら―紹介しています。
■書籍概要
『人生の旅の目的地―ときを生きる小さな試み集』
著 者:ウァルデマール・キッペス
体 裁:A5判 並製 212ページ
定 価:本体1860円+税
発行元:弓箭書院
発 行:2010年7月2日
ISBN978-4-900354-93-7 C0095
■目次
「新しい人間」「内なる声」「魂の癒しの薬」「不思議がる心」「計画にない出来事」「人生に隠された苦しみの意味」「信仰の矛盾を生きる」「人生の最終目的地」「期待し続ける大切さ」「希望は人を動かす」「本物になる試練」「病者との心のズレ」「内面の静けさ」「勇気を持って習慣を見直す」「自分の中の悪に気付く」「体験的学びの大切さ」他、全60トピック。
■著者紹介
ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes
NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。
1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラルケア教育研修センター所長、2007年より現職。終末期患者等への心と魂の(スピリチュアル)ケアの実践とともに、ケア専門職の養成講座を主催。
NPO臨床パストラル教育研究センター http://pastoralcare.jp/
■お問い合わせ先
弓箭書院
〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎3-13-15-503
TEL044-854-2718 mail@kyusenshoin.com
担当:鋤柄 禎(すきがら ただし)
http://www.kyusenshoin.com/jinsei.html
著者は1956年にドイツより来日以来、50年以上にわたり終末期の患者を訪問してきました。今まで医療現場では扱われることがなかった患者の叫びや、まわりに理解されず押し黙ってしまった方の声なき声を聴くことで、患者の死への恐怖を和らげ、自尊心を取り戻し、安らかに感謝とともに旅立っていく姿を目の当たりにしてきました。
このスピリチュアルケアは日本ではまだ認知されていません。しかし、諸外国、例えばドイツでは、憲法により病院でのスピリチュアルケア実施が守られているなど、欧米を中心にその必要性が認められ、広く浸透しています。
『人生の旅の目的地―ときを生きる小さな試み集』は著者の「スピリチュアルケアは、まずケアワーカー自身のスピリチュアル(内面的)な生き方から始まる、つまりスピリチュアルケアワーカーは完璧な者ではないが、役に立ちたい、援助したいという希望を持ちながら日々努力することで、何らかの助けができるようになる。大切なのは明確な目標を持ち、自分の能力を活かして毎日の闘いを生き抜くことである」、という信念の元、日々を著者の信仰を通して意識的に生きた記録として執筆されました。人は普段とは反対向きに寝るといった簡単な習慣の変化さえなかなか受け入れられませんが、常に人は変化すること(病気、失業、別れなど)を迫られます。また幼児は動物園で、ライオンに見向きもせず、一本のタンポポの花の前で夢中になることがありますが、大人はこうした心を持っているでしょうか。本書は毎日の小さな変化、不思議がる気持ち、気付きといったものが、実は自分の内面を活かし、最終的には納得のいく生き方へとつながることを、60のトピック―月ごとの時間の流れの中で追いながら―紹介しています。
■書籍概要
『人生の旅の目的地―ときを生きる小さな試み集』
著 者:ウァルデマール・キッペス
体 裁:A5判 並製 212ページ
定 価:本体1860円+税
発行元:弓箭書院
発 行:2010年7月2日
ISBN978-4-900354-93-7 C0095
■目次
「新しい人間」「内なる声」「魂の癒しの薬」「不思議がる心」「計画にない出来事」「人生に隠された苦しみの意味」「信仰の矛盾を生きる」「人生の最終目的地」「期待し続ける大切さ」「希望は人を動かす」「本物になる試練」「病者との心のズレ」「内面の静けさ」「勇気を持って習慣を見直す」「自分の中の悪に気付く」「体験的学びの大切さ」他、全60トピック。
■著者紹介
ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes
NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。
1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラルケア教育研修センター所長、2007年より現職。終末期患者等への心と魂の(スピリチュアル)ケアの実践とともに、ケア専門職の養成講座を主催。
NPO臨床パストラル教育研究センター http://pastoralcare.jp/
■お問い合わせ先
弓箭書院
〒216-0033 神奈川県川崎市宮前区宮崎3-13-15-503
TEL044-854-2718 mail@kyusenshoin.com
担当:鋤柄 禎(すきがら ただし)
http://www.kyusenshoin.com/jinsei.html