2010年06月29日 10:00

「ジェネリック医薬品の市場分析調査」レポートを6月25日に発刊!  -大型製品のジェネリック化で活況を呈する市場-

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厚労省は、ジェネリック医薬品を数量ベースで2012年度に30%以上に引き上げる方針。このため同省は、普及促進のための環境整備を強力に進めている。こうした施策によって、ジェネリック医薬品の市場は順調に拡大している。合わせて大型製品の「アムロジン/ノルバスク」「リスパダール」「アレジオン」がジェネリック化され、さらに活況を呈している。新薬メーカーも本格的な普及を前に新規参入が相次ぐなど、今後目が離せない市場となっている。

●概要
厚生労働省は、2007年10月に「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を策定している。同プログラムでは、医療用医薬品市場に占めるジェネリック医薬品のシェア(数量ベース)を2012年度に30%以上(策定時から倍増となる)に引き上げる方針を提示。2007年に薬価追加収載頻度を年1回から2回に改め、2008年にも処方箋様式の再変更を行うなど施策を次々と打ち出している。さらに2010年4月からの診療報酬改定では、機能評価係数2を導入したほか、保険薬局での数量ベースでの普及を図るため、後発品調剤体制加算の算定要件も3段階の数量基準に変更するなど、普及促進のための環境整備を進めている。
こうした背景のもと、ジェネリック医薬品の市場規模は順調に成長を遂げている。2009年度は前年度から15.3%増のおよそ5,100億円超(弊社推定)の市場へと成長。成長を後押しするのは、2008年に34社が参入した循環器官用薬「アムロジン/ノルバスク」や精神神経薬「リスパダール」、抗アレルギー剤「アレジオン」といった大型製品のジェネリック。また既存メーカー各社は、独自の製剤技術を施した製品で差別化を図っているほか、DPC対象病院や保険薬局へのアプローチとして広域卸との関係を強化し、売上拡大の施策としている。そのほか、安定供給を図るために生産設備の増設や、バイオ後続品の開発を進めるなど、事業拡大への布石を打っている。一方、新規参入メーカーは、本格普及期を前にグループ企業等のネットワークを活かした体制で事業戦略を展開。市場の競合構造は新たな相貌を現しつつある。
当資料では、ジェネリックメーカー21社を対象に、各社の品揃えや業績、生産、研究開発、販売及び流通体制を徹底調査。ジェネリック事業拡大を狙う各社の事業戦略とジェネリック医薬品の市場分析をレポートしている。
TPCマーケットレポート
「2010年 ジェネリック医薬品の市場分析調査」
http://www.tpc-osaka.com/detail.php?prod_code=mr0100028

●発刊日2010年6月25日
●体裁:A4判 109頁
●頒価:製本版91,350円(税込)、CD-ROM版10,500円(税込)
注)CD-ROMは製本版をご購入いただいたお客様のみのご提供となります。

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