オン・セミコンダクタ、中国にオートモーティブ・ソリューション・エンジニアリング・センタ（SEC）を設立

中国SECは、ボディ、HVAC、パワートレイン、安全装置、インフォテイメント、LED照明などの多様な車載用アプリケーションに対するエネルギー効率の高い高度ソリューションの開発に重点を置いています。中国SECは、アジア太平洋地域で電子オートモーティブ・サブシステムの設計・製造に従事する顧客へより良いサービスを提供するために、開発プラットフォームと現地製品サポートを行います。この施設には有能なスタッフが多数配属されており、また当地の車載用電子機器メーカがオン・セミコンダクタの持つ豊富な電源管理経験を活用するのに必要なあらゆるリソースを装備しています。

オン・セミコンダクタのワールドワイドAutomotive and Power Group (APG)の上席副社長兼ジェネラル・マネージャであるAndy Williams氏は次のように述べています。「中国における車載用電子部品業界の今後5年間の成長率は、年20％を楽に超えると予測しています。」「上海に自動車を中心としたSECを設立することは、オン・セミコンダクタの中国でのビジネスに対する取り組みをさらに明確化し、アジア太平洋地域全域における主要な自動車産業の顧客との関係を強化するものです。」オン・セミコンダクタにはソリューション・エンジニアリング・センタが世界に7ヶ所ありますが、新しい上海施設もこれらと同様に、オン・セミコンダクタの将来と次世代製品ラインの成功のための直接投資です。「技術専門家を当社の顧客の近くに配置することによって、より効率的かつ効果的に各社の問題をソリューションに変換し、当社の専門技術と顧客の専門技術を一体化して、共同でプラットフォームの問題を解決できるようになります。」

上海の自動車SECは、オン・セミコンダクタがすでに主要なコンポーネントを供給しているモジュールの追加コンポーネントを供給する機会を追求することになるでしょう。今後12～18ヶ月にわたって、オン・セミコンダクタは上海SECの技術エンジニアリング・スタッフを迅速に拡張する計画です。

オン・セミコンダクタのアジア太平洋地区営業担当副社長のDavid Chow氏は、次のように述べています。「中国は世界最大の自動車市場であり、このことが車載用電子部品業界の急速な発展をもたらしました。」現地メーカは世界最先端の技術と現地に即した製品およびサービスを強く求めているため、中国における当社のSECは、この波に乗ってアジア太平洋地域でのオートモーティブ・ソリューションの提供範囲を拡張する絶好の位置にいます。この上海を拠点とするSECは、当社の地域/グローバル・オートモーティブ・アプリケーションおよびシステム・エキスパートと共同で開発に当たり、アジア太平洋地域の自動車業界の顧客に、新しい製品と収益をもたらす原動力となる高効率のパワー・ソリューションを提供するでしょう。」



オートモーティブ・ソリューション
オン・セミコンダクタのオートモーティブ・ソリューションは、燃料効率やCO2削減、ステアリングやパーキング・アシスタンスなどの安全重視システム、適応前方照明システムなどの高度なボディ・エレクトロニクスなど、全体的なエネルギ効率の向上をターゲットにしています。オン・セミコンダクタの自動車用製品ラインには、センサ・インタフェース回路、車載ネットワーキング・トランシーバ、電源管理回路、ミックスドシグナル特定用途向け集積回路（ASIP）があります。 “

詳細については、http://www.onsemi.jp/をご覧ください。