2010年03月17日 10:00

アヴネットVirtex-6 FPGA DSP 開発キット,業界でもっとも広く使われるDSP 設計フローでDSP 設計を後押し。

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設計者は設計結果の質を比較し、製品リリースに向け最適な設計フローを選定可能。

大手半導体商社アヴネット社(NYSE: AVT)の事業部門、アヴネット・エレクトロニクス・マーケティング(EM)は、
ザイリンクス ターゲット デザイン プラットフォームのDSP設計向けに、Virtex®-6 FPGA DSP 開発キットをリ
リースした。本キットは2,995 ドル(日本での売価は未定)で販売を開始しており、即日ダウンロード可能な
ISE® Design Suite: System Edition 11.4(デバイス限定バージョン)同梱により、開発者はすぐに設計を始めら
れる。
無線、航空宇宙と防衛、計装・医用画像アプリケーション、およびその他の高度な演算を要するアプリケーシ
ョン群は、その高性能システムに更なるデジタル信号処理能力と機能向上が求められている。 この高機能
への強い要求は、変わりゆく業界標準に対応する必要性とあいまって、より一層厳しいものになっているが、
FPGA はこれらの問題に理想的なソリューションを提供する。 シングルチップでテラMAC/s の演算性能や、
リプログラマビリティにより、つねに変化するマーケットでの差別化が可能だ。
この難題に取り組むため、アヴネットはザイリンクス社と初めての信号処理(DSP)開発キットを設計、リリー
スした。これはVirtex-6 FPGAデバイス、拡張性のある開発ボード、信号処理向けIP、ドキュメンテーションや
ケーブル類、ターゲット・リファレンスデザイン、設計の評価・修正・拡張に必要なDSP 開発ツールと一体化し
たものだ。信号処理設計者にとっては初めて、C/C++ といった言語や、MATLAB® / Simulink®ソフトウェアを
使った高レベルの設計フローに対するRTL のメリットを比較し、製品リリースに向けて最適な設計フローを選
定することが可能になる。Virtex-6 FPGA DSP キットは、最大10 倍の生産性向上が見込まれ、信号処理に
FPGA を使う際のエントリーモデルとなっている。 これらトータルソリューションの要素を組み合わせて利用
することで、ユーザーは設計プロセスの始めから、自らの製品価値を生み出すための差別化部分に注力で
きる。
アヴネット・エレクトロニクス・マーケティング(EM)のグローバル・テクニカル・マーケティング担当バイス・プ
レジデント、Jim Benekeは、「Virtex-6 FPGA DSPキットの投入によって、アヴネットは初めてドメイン別のター
ゲット デザイン プラットフォームを提供します」と述べる。「このキットは、お客様がVirtex-6 FPGA ファミリで
信号処理中心の設計に関わるとき、異なるツールのフローと設計技術をすばやく身につける助けとなるでし
ょう」。
キットのキーとなる要素は、完全に整えられたVirtex-6 DSP ターゲット・リファレンスデザインだ。このデザイ
ンは、信号処理技術とVirtex-6 クラスのシグナルプロセッシング機能への設計フローを示すためのベースと
なる。ユーザーは、最先端のデジタルアップコンバータ(DUC)/デジタルダウンコンバータ(DDC)用ターゲッ
ト・リファレンスデザインにより、クロックオーバーサンプリング、時分割マルチプレクシング、高機能DSP48ス
ライスを使ったシグナルプロセッシング性能やリソース使用の最適化といった、高度な技術の使い方を参照
できる。またMathWorks 社のSimulink やMATLAB ベースの設計フローならば、アルゴリズム開発者がRTL
を学ぶことなく、馴染み深いモデリング環境でDSPハードウェア設計ができる。経験豊富なRTL設計者には、
高レベルのアルゴリズムモデルに対して機能的に正しいかどうかを比較する検証メソドロジーとともに、ISE
Design Suite とLogicCoreTM DSP IP を使った効率的なDSP ハードウェア構築のための設計技術が提供され
る。
Virtex-6 DSP ターゲット・リファレンスデザインの主要な同梱物は下記のとおり。
・ RTL とSimulink 用の設計ソースファイル
・ トップレベルのシステム統合RTL ソースファイル
・シミュレーション環境
・ テストベンチ
・ 実装環境
・デザイン合成用の完全なステップとパラメータ
・ マップ、配置配線とタイミングクロージャ
・デザイン修正と統合のための推奨フローを含む、ターゲット・リファレンスデザイン・チュートリアル

ザイリンクス社のプラットフォームソリューション・アンド・サービス・マーケティング担当シニアディレクター、
Tim Erjavec 氏は「Virtex-6 DSP 開発キットは、お客様が即座に設計を始められるよう、入手後すぐに使える
利便性と、Virtex-6 FPGA テクノロジで生産性を最大化する各種設計フローを選択できます」と述べている。
「キットに含まれるDSP ターゲット・リファレンスデザインは、お客様のアプリケーション開発を加速するため
に、使いやすく再利用可能な設計インフラストラクチャをご提供します。またこれは、アヴネット社のように迅
速にターゲット デザイン プラットフォームを展開できる業界リーダーと、ザイリンクスとのパートナーシップ
の好例です」。
キットの詳細仕様と購入情報は、Web で公開されている。
http://www.avnet.co.jp/design/Kits/xilinx/AES-V6DSP-LX240T-G-J.asp
製品および会社に関するビデオ(英語のみ)
http://www.avnetondemand.com/components/channel/7/
アヴネット ジャパンについて
アヴネット ジャパン株式会社は、米国アヴネット社の事業部門である、アヴネット・エレクトロニクス・マーケ
ティング(EM)の日本法人。電子機器の相手先ブランド製品製造業(EOEM)、設計製造業(ODM)や受託製造
サービス(EMS)プロバイダー向けに最先端メーカーの電子部品を販売する。また付加価値サービスとして、
関連するサプライチェーン・マネジメント、販売サポート、技術設計、預託販売、プログラミング等を含むデザ
インチェーン・サービス、サプライチェーン・サービスを提供している。
アヴネット ジャパン ウェブサイト: http://www.avnet.co.jp

アヴネットについて
アヴネット社(NYSE:AVT)は、電子部品、コンピュータ製品およびエンベデッド・テクノロジーを販売する世界
最大級の商社で、フォーチュン500社にも選ばれている。世界70カ国以上で、最先端テクノロジのサプライヤ
ーと10万を超える幅広いお客様を結び付け、付加価値の高いサービスとソリューションを提供することで、両
者の成功を加速させている。本社は米国アリゾナ州フェニックス。2009 年6 月期決算で、アヴネット社の収益
は162 億3000 万ドル。
アヴネット ウェブサイト: http://www.avnet.com

■プレスリリースのお問い合わせ先

アヴネット ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーション部 高橋 桃子
TEL: 03 (6894) 3749 Email: momoko.takahashi@avnet.com

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
アヴネットジャパン株式会社(アヴネットジャパンカブシキガイシャ)
代表者
大塩 忠(オオシオ タダシ)
所在地
〒140-0002
東京都品川区東品川2-2-8文京グリーンコートセンターオフィス19F スフィアタワー天王洲11階
TEL
03-6894-3700
業種
商社
上場先
未上場
IR情報
http://www.avnet.co.jp

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