株式会社コーチ・トゥエンティワン(東京都千代田区、取締役社長:桜井一紀 )は、医療従事者を対象に医療安全の強化のためのチーム力の向上を目的としたコーチング・プログラム、メディカル・コーチ・トレーニング・プログラム(以下MCTP)を2010年4月より開始いたします。MCTPは、組織力向上、リーダーシップ開発など、一般企業ですでに成功しているコーチ・トゥエンティワンのメソッドを医療業界に特化したプログラムに構成し、医療安全の実現を目指す国内初の実践的なコーチング・プログラムです。コーチ資格を有する現職医師のチームが、医療従事者専用モジュールのマニュアルの執筆からクラスの運営までを手掛けているため、現場の実態とニーズに即したプログラムになっています。価格は280,000円(税抜き)、履修有効期間は10ヶ月。
問われる医療現場での安全体制
今や、医療事故の死亡者数は、交通事故の死亡者数の倍以上(国立保健医療科学院による推定)となり、それに伴い、増え続ける医療訴訟によるコスト増が病院経営に直接的な影響を与えています。また、訴訟を回避するために、萎縮医療へシフトするケースもあり、患者側にとっても診療機会の損失という望ましくない事態を招いているのが実態です。患者、医療従事者双方にとって、医療安全への取り組みは緊急課題となっていることは明白です。
高まる医療現場でのコミュニケーションのニーズ
米国政府のAHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality;医療品質研究調査機構)の調査報告によると、70-80%の医療事故は医療従事者間のコミュニケーションの欠陥に起因しているとあります。医療の現場では、技術や地位にばらつきのある異なる専門家間で調整をとりながら、迅速かつ適確な判断を求められるため、チーム力をあげるためのコミュニケーション向上は必須課題となりつつあります。
現職の医師がトレーニングクラスを担当
MCTPは、チームのコミュニケーションを向上させることにより医療事故を防ぐということに主眼をおいたプログラムです。このプログラムは、当社のリーダーシップ開発プログラム、「コーポレート・コーチ・トレーニング・プログラム(CCTP)」の8課程と、医療従事者専用モジュール(第9課程)で構成されています。この第9課程は、医療チームをマネジメントする際に必要とされるマネジャーとしてのマインド、医療現場でコーチングが有効な場面とそこで活用できるスキルの紹介、また、多くのエクササイズなどで構成されています。第9課程のマニュアルは、コーチ資格をもった現職の医師のチームが執筆し、実際のクラスもそれらの医師によって行われます。
エビデンスにもとづいたコーチングの有効性
対患者に対するコーチングの有効性はこれまで数々の研究論文で明らかにされています。糖尿病患者に対する生活指導を中心としたコーチングによって、コーチングを受けた患者が受けていない患者よりいい検査数値を示したこと1)や、神経難病(小脳変性症)患者を対象にしたコーチングの実施が効果を証明した報告2)の他、高脂血症、神経変性疾患における論文報告などでもコーチングの効果が明らかになっています。コーチ・トゥエンティワンは、今後MCTP の普及により、医療安全の領域にもコーチングのメソッドが根付くことで、医療事故の減少につながっていくことを期待しています。
1)Sacco WP, Morrison AD, Malone JI. A brief, regular, proactive telephone "coaching" intervention for diabetes. Rationale, description, and preliminary results. J Diabetes Complications 2004;18:113-118
2)Izumi S, Ando K, Ono M, Suzukamo Y, Michimata A, Fukuhara S: Effect of coaching on psychological adjustment in patients with spinocerebellar degeneration: A pilot study. Clinical Rehabilitation, 21,987-996, 2007
問われる医療現場での安全体制
今や、医療事故の死亡者数は、交通事故の死亡者数の倍以上(国立保健医療科学院による推定)となり、それに伴い、増え続ける医療訴訟によるコスト増が病院経営に直接的な影響を与えています。また、訴訟を回避するために、萎縮医療へシフトするケースもあり、患者側にとっても診療機会の損失という望ましくない事態を招いているのが実態です。患者、医療従事者双方にとって、医療安全への取り組みは緊急課題となっていることは明白です。
高まる医療現場でのコミュニケーションのニーズ
米国政府のAHRQ(Agency for Healthcare Research and Quality;医療品質研究調査機構)の調査報告によると、70-80%の医療事故は医療従事者間のコミュニケーションの欠陥に起因しているとあります。医療の現場では、技術や地位にばらつきのある異なる専門家間で調整をとりながら、迅速かつ適確な判断を求められるため、チーム力をあげるためのコミュニケーション向上は必須課題となりつつあります。
現職の医師がトレーニングクラスを担当
MCTPは、チームのコミュニケーションを向上させることにより医療事故を防ぐということに主眼をおいたプログラムです。このプログラムは、当社のリーダーシップ開発プログラム、「コーポレート・コーチ・トレーニング・プログラム(CCTP)」の8課程と、医療従事者専用モジュール(第9課程)で構成されています。この第9課程は、医療チームをマネジメントする際に必要とされるマネジャーとしてのマインド、医療現場でコーチングが有効な場面とそこで活用できるスキルの紹介、また、多くのエクササイズなどで構成されています。第9課程のマニュアルは、コーチ資格をもった現職の医師のチームが執筆し、実際のクラスもそれらの医師によって行われます。
エビデンスにもとづいたコーチングの有効性
対患者に対するコーチングの有効性はこれまで数々の研究論文で明らかにされています。糖尿病患者に対する生活指導を中心としたコーチングによって、コーチングを受けた患者が受けていない患者よりいい検査数値を示したこと1)や、神経難病(小脳変性症)患者を対象にしたコーチングの実施が効果を証明した報告2)の他、高脂血症、神経変性疾患における論文報告などでもコーチングの効果が明らかになっています。コーチ・トゥエンティワンは、今後MCTP の普及により、医療安全の領域にもコーチングのメソッドが根付くことで、医療事故の減少につながっていくことを期待しています。
1)Sacco WP, Morrison AD, Malone JI. A brief, regular, proactive telephone "coaching" intervention for diabetes. Rationale, description, and preliminary results. J Diabetes Complications 2004;18:113-118
2)Izumi S, Ando K, Ono M, Suzukamo Y, Michimata A, Fukuhara S: Effect of coaching on psychological adjustment in patients with spinocerebellar degeneration: A pilot study. Clinical Rehabilitation, 21,987-996, 2007
また、当社では、医療安全の専門家である、国立保健医療科学院政策科学部安全科学室室長の種田憲一郎氏を招いた講演会を4月17日(土)に開催いたします。医療安全の実現のためにコミュニケーションが重要な役割を果たすことを、今後もアピールする場を設けていきます。
◆「MCTP(メディカル・コーチ・トレーニング・プログラム)」サービス概要◆
開始時期: 2010年4月クラスより
対象: 国家資格を有する医師、看護師長など
内容: 電話会議によるコーチングのグループ演習
カリキュラム: 全9課程 38時間 (月4回、1回55分の電話セッション)
履修有効期間: 10ヶ月
価格: 280,000円(税抜き)
開講: 毎月
◆本件に関するお問合せ
株式会社コーチ・トゥエンティワン
TEL: 03-3237-9781 FAX: 03-5275-0737
E-Mail: info@coach.co.jp URL: http://www.coach.co.jp
◆「MCTP(メディカル・コーチ・トレーニング・プログラム)」サービス概要◆
開始時期: 2010年4月クラスより
対象: 国家資格を有する医師、看護師長など
内容: 電話会議によるコーチングのグループ演習
カリキュラム: 全9課程 38時間 (月4回、1回55分の電話セッション)
履修有効期間: 10ヶ月
価格: 280,000円(税抜き)
開講: 毎月
◆本件に関するお問合せ
株式会社コーチ・トゥエンティワン
TEL: 03-3237-9781 FAX: 03-5275-0737
E-Mail: info@coach.co.jp URL: http://www.coach.co.jp