ジェイ・ワークアウト株式会社(所在地:東京都江東区豊洲、代表取締役:渡辺淳)は、車いすテニスや車いすバスケなど、車いすのスポーツに特化した脊髄損傷者向けのリハビリテーションプログラムを開発、12月22日よりトレーニングを開始いたします。
現在日本における脊髄損傷者は10万人以上で、年間5,000人以上が交通事故やスポーツなどの事故で新たに脊髄を損傷し、四肢麻痺、下肢麻痺になっています。ジェイ・ワークアウトは脊髄損傷者専門のリハビリトレーニング施設で、現在日本全国から75名の脊髄損傷者が、歩行機能回復のため日々リハビリトレーニングを行っております。今回新たにスタートするプログラムは、車いすテニスや車いすバスケなど、最近注目を集めている「車いすスポーツ」のためのリハビリテーションプログラムです。トップアスリートの強化トレーニングのみならず、脊髄損傷者が車いすスポーツを楽しむために必要な機能をトレーニングしていくプログラムとなっています。
現在、病院で行われているリハビリは、麻痺部分ではなく、麻痺していない機能をどのように生活に活用するかにポイントが置かれ、「車いす生活」をサポートするためのリハビリメニューとなっています。しかし車いすでの生活は、時間の経過とともに骨密度の低下や血液循環機能の低下、筋肉の衰退、関節可動域の拘縮などを引き起こし、二次障害の原因ともなっています。
今回の新リハビリテーションプログラムはこのような車いす生活の中で、脊髄損傷者が楽しむ「車いすスポーツ」に目を向け、競技パフォーマンスの強化とともに、歩行を含む機能回復を目的とするものです。
「車いすスポーツ」では脊髄損傷者が個々にそれぞれの身体的障害を抱えており、残存機能を強化するだけのトレーニングではそのパフォーマンスに限界があります。単に専門種目を繰り返すだけのトレーニングや偏ったウエイトトレーニングではなく、それぞれの受傷状況に合わせ、全身トレーニングによる筋肉強化や体の構造を利用したトータルトレーニングを、脊髄損傷専門トレーナーが作成いたしました。本プログラムによりそれぞれの競技パフォーマンスをよりいっそう高めていきます。
ジェイ・ワークアウトは、脊髄損傷者専門のトレーニングジムとして、二次障害予防だけでなく、麻痺部分を含む機能回復を目的とし、さまざまな受傷レベルに対して最適なトレーニングを提供し、人体そのものが持っている能力の回復、維持、強化に努めてまいりました。
そして、今回のリハビリテーションプログラムの開始により「脊髄損傷者の車いすスポーツ」をサポートすることで脊髄損傷者の方のQOL(Quality of Life)向上を目指してまいります。
※「J-Workout株式会社」http//www.j-workout.comとは・・・米国サンディエゴにある世界初の脊髄損傷回復施設(Project Walk)の公認会社で日本人としてはじめて脊髄損傷者回復指導におけるスペシャリストの資格CSRSを取得した渡辺淳が2007年に設立した日本で唯一の、「脊髄損傷者専門のトレーニング施設」を運営する会社です。現在75名の脊髄損傷者のトレーニングを実施しており、現在まで約10名が歩行可能となり、脊髄損傷者の社会復帰をサポートしております。
※車いすテニスプレイヤー国枝慎吾選手(北京パラリンピック金メダリスト)も、トレーニングに参加。
アスリート向けトレーニングでは、歩行を目指すことはもちろん、選手としてのスキルアップも重視、下半身強化や骨盤調整などの全身トレーニングを行います。トレーニングを重ねることでテニスであれば、下半身強化によりスマッシュのスピードや選手としてのパワーアップが期待でき、上半身の強化はもちろん全身トレーニングならではの体幹強化、車椅子で移動する際の腕力アップ、スピードアップにつながります。
<お問い合わせ先>
・ジェイ・ワークアウト株式会社 TEL:03-3472-0037 FAX:03-3472-0038 (担当:山本)
・報道関係お問い合わせ:ジェイ・ワークアウ広報代行(株)ラフェスタ
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