就業規則・職場ルールブックのデータＣＤ付き！新刊『会社を強くする就業規則＆職場ルールブック』出版

かつての終身雇用のもとでは、会社が社員を定年まで雇用を保障するという暗黙の信頼のもと、社員は、会社との関係を良好に保とうとしてきた。しかし、終身雇用が崩壊し、それとともに広がった成果主義のため、会社との関係よりも自分のことを優先して考える社員が増えてきた。その結果、会社のルールを軽視し、自分の価値観で働く『問題社員』が増えている。

『問題社員』に対しては、行政のひな形の就業規則や他社の借り物の就業規則では、対応ができない。なぜならば、できあいのルールでは、自分のことばかりを考えている問題社員を納得させることができないからだ。今の時代、経営者の『志』や『価値観』というものを就業規則に反映させていかないと、コンプライアンスのもと、法律にのまれてしまい、法律を経営に生かすことはできない。

本書では、経営者の『志』や『価値観』というものを就業規則に反映した『職場ルールブック』の作り方を解説した。『職場ルールブック』では、単に「ルールがこうなっている」ということだけではなく、「どうしてルールがそうなっているのか」、「ルールを守らないとどうなるのか」まで書く必要がある。この『職場ルールブック』を、日ごろから、労務管理や管理者研修に活用することで、広い視野で判断できる社員が増え、会社が強くなると考えている。経営者、人事・総務担当者、社労士などの人事労務を専門とする方に、自信を持ってお勧めしたい。