2009年11月17日 10:00

世界の医薬品賦形剤市場は2014年に66億米ドルへ

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Research発行の最新英文調査報告書「Excipients in Pharmaceuticals」の販売を開始いたしました。

ウェルズリー、マサチューセッツ州－米国の技術市場調査会社BCC Researchが発行した調査報告書「EXCIPIENTS IN PHARMACEUTICALS」によると、2009年における世界の医薬品賦形剤市場は、およそ50億米ドルに達する見込みです。その後の5年間は年複利成長率（CAGR）6%で拡大し、2014年には66億米ドルに達すると予測されています。

同市場は、有機賦形剤と無機賦形剤のセグメントに分類されます。有機賦形剤セグメントは、2009年に40億米ドル以上となることが予測され、その後はCAGR6.4%で拡大し、2014年には55億米ドルに達する見込みです。

2009年の無機賦形剤セグメントは、8億6100万米ドルとなる見込みで、その後、CAGR3.8%で拡大し、2014年には10億米ドル以上の規模になることが予測されています。

2009年における世界の賦形剤市場は、世界的なサプライチェーンの危機、クオリティ・バイ・デザイン（QbD）の要求、薬剤の安全性に対する懸念、間もなく施行される新しい法律、新しい賦形剤の必要性、市場の創造性を解き放つ刺激的なアイデア、および主要企業間における新しいレベルの提携(例：DowとColorcon)といった強い圧力から影響を受けました。これらの圧力は、ビジネスを急速に再形成しています。また、これらの要因に加えて、企業は不況とも戦っており、最新の情報が競合企業にとって不可欠となっています。