2009年11月11日 14:00

民間企業におけるデータ通信用メディアコンバーター市場の予測・分析

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社ElectroniCast発行の最新英文調査報告書「Media Converter Market Analysis」の販売を開始いたしました。

アッパーレイク、カリフォルニア(米国)－光ファイバー市場の主要調査会社ElectroniCast Consultants　はこのほど、世界の民間企業におけるデータ通信用メディアコンバーター市場の予測・分析を行った調査報告書「Media Converter Market Analysis」を出版致しました。同社では、メディアコンバーターを銅線から光ファイバー、またマルチメディア光ファイバーからシングルモード光ファイバーへ、といった異なる通信伝達メディアをつなぐデバイスとして分類しています。

LANおよびWANといった、民間企業のデータ通信ネットワークで利用される主なメディアコンバーターの世界的消費額は、2008年におよそ18億米ドルに達しました。今後、この消費額は、平均価格が下落することである程度相殺されるものの、強い量的成長によって増加する見込みです。しかしながら、多業種にわたる世界的経済危機により、2009年の消費額は低くなると伝えられています。同社の光ファイバーコンポーネントグループディレクター、Stephen Montgomery氏は「アジア太平洋地域は2009年において実質的に消費高(量)の増加を見せていますが、低い平均小売価格(ASP)の圧力により、同地域の消費額は僅かな減少を示しています。」と述べています。2013年までに、世界における民間企業のデータ通信用メディアコンバーター利用は、以下の図で示すように、30億米ドルへ達すると予測されています。

図:民間企業のデータ通信ネットワークにおけるメディアコンバーター消費量：世界市場予測(額ベース, 100万米ドル)