株式会社富士テクニカルリサーチ(神奈川県横浜市 以下FTR)は、日本ユニシス株式会社(東京都江東区 以下日本ユニシス)と、FTRが自社開発した流体解析ソフトウェア「MPS-RYUJIN」を軸に流体解析の分野で協業を開始することを発表した。
「MPS-RYUJIN」は、流体を粒子で表現する「粒子法」を基本とし、独自の機能を組み込んだFTR自社開発の流体解析ソフトウェアである。従来のメッシュベースの流体解析手法では、激しい変化の伴う自由表面(水面等)が含まれる流れの再現が非常に困難であった。その中で「MPS-RYUJIN」は自由表面のある流れの再現を可能とした。これまで実験での確認が主だった「ギアによるオイル攪拌」や「洗浄」といった分野を中心に実績を増やしている。
一方、日本ユニシスはARD株式会社(愛知県名古屋市 以下ARD)のCAE専用PCクラスタ・ハードウェアを各種解析ソルバ向けにチューニング、高速化を行い製造業の顧客へ提供してきた。
今回、FTRと日本ユニシスは、「MPS-RYUJIN」による流体解析のサービスや「MPS-RYUJIN」が稼動するARDのPCクラスタ・ハードウェアの提供を中心に協業を開始する。両社のサービスを連携し、PCクラスタの「MPS-RYUJIN」向けチューニング等を行うことにより、大規模モデルでの計算効率を更に上昇させることが可能となる。
【先端技術セミナー】
来る12月2日(水)には日本ユニシス本社にて、FTRと日本ユニシスが「先端技術セミナー」を共催する。
本セミナーの概要は以下のとおり。
・日本ユニシスのCAEへの取り組み (日本ユニシス)
・粒子法ソフトウェア「MPS-RYUJIN」のご紹介 (FTR)
・CAE専用高速PCクラスタのご紹介 (日本ユニシス、ARD)
・解析運用管理ツールのご紹介 (日本ユニシス)
・リバースエンジニアリングソフトウェア「GALAXY-EYE」のご紹介(FTR)
「先端技術セミナー」についての詳細、申し込みについては、以下を参照のこと。
http://www.ftr.co.jp/n/topics/2009_seminar_unisys_toyosu_fr.html
「MPS-RYUJIN」の最新事例
http://www.ftr.co.jp/n/jirei/0401_3_fr.html
【本件の連絡先】
株式会社富士テクニカルリサーチ
RYUJINサポートチーム
担当 山岡・鈴木
Tel 045-650-6650
FAX 045-650-6653
e-mail:ryujin@ftr.co.jp
URL:http://www.ftr.co.jp/
〒220-6219
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5クイーンズタワーC19F