2009年11月02日 16:00

世界のリチウムバッテリー市場は2014年に100億米ドルへ

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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社BCC Research発行の最新英文調査報告書「Lithium Batteries: Markets and Materials」の販売を開始いたしました。

ウェルズリー、マサチューセッツ州:米国の技術市場調査会社BCC Researchが発行した調査報告書「Lithium Batteries: Markets and Materials」によると、世界におけるリチウムバッテリーの売上は、2009年に86億米ドルとなる見込みで、その後の5年間は年複利成長率(CAGR)2.8%で拡大し、2014年にはおよそ100億米ドルに到達すると予測されています。


同報告書では、世界のリチウムバッテリー市場を、一次電池と二次電池に区分して分析しています。


このうちで大きなシェアを占める二次電池市場は、2009年に75億米ドルとなる見込みで、その後、CAGR2.9%で拡大し、2014年には86億米ドルに達する見通しです。


一方の一次電池市場は、2009年に11億米ドル、その後、CAGR2.7%で拡大し、2014年にはおよそ13億ドルに到達する見込みです。


2008年下半期と2009年上半期は、リチウムバッテリーの歴史の中で最も重要な期間となりました。第一に、リチウムバッテリー市場のなかで最大級、且つ高い成長率を記録していたいくつかの部門が、市場収縮の時期に突入したことです。iPhone、バッテリー駆動式のラップトップPC、携帯電話といった「マストアイテム」といわれるポータブル製品でさえも、売上が減少しています。これは、世界的不況が大きく影響しています。また、1ガロンあたりのガソリン価格が4ドル以上となり、ピークに達した後、2ドル以下へ下落しました。これが不況と結びつき、低燃費車、特にハイブリッド車(HEV)の需要を著しく弱める結果となりました。


このような状況の中、ボリビア政府はいくつかの国々の企業と同国の広大なリチウム塩鉱床の開発に関する交渉を進めています。この交渉が順調に進むことにより、世界需要の多くが確保されることが期待されます。一方、その他のリチウム資源は、確保されており、電気自動車用のリチウムバッテリーが広く商業化されることによって、リチウムバッテリーが不足するという懸念は消えつつあります。

【 英文市場調査報告書 】

Lithium Batteries: Markets and Materials 

リチウム電池およびリチウム電池材料の米国市場 

http://www.gii.co.jp/report/bc102125-lithium-batteries.html

出版社BCC Research

出版日2009/10

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http://www.gii.co.jp/topics/EN01_jp.shtml


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