QuickLogic社ワールドワイド・マーケティング担当副社長のブライアン・フェイス氏は、次のように述べています。「多くのスマートブック/ネットブック開発者は、スマートフォン寄りの視点からこの市場にアプローチしようとします。そこで、ARMプロセッサのアーキテクチャが利用されますが、ARMアーキテクチャは、消費者がコンピューティング製品寄りの視点から期待する、必要なI/Oをすべては備えていないことが多いのです。弊社のCSSPをSmart I/O PSBとともに使用することで、少ないBOMコストとPCBスペースで、このようなギャップを速やかに解消できます。」
新しく追加されたSmart I/O PSB
QuickLogic社の広範なPSBライブラリには、既に、USB 2.0 High Speed ホスト/クライアント/OTG、さまざまなメモリカード、HDDマスストレージインタフェース、汎用I/O(GPIO)、QuickLogic社のVEETM(階調補正エンジン)を搭載したLCDディスプレイコントローラを始めとする、非常に有用なI/O機能が含まれています。今回新しく、PS/2インタフェース、PWMコントローラ、マトリックスキーボード、およびI2Cホストコントローラの機能が追加されました。これらの機能はコンフィギュレーション可能な性質を持つため、開発者が選択する任意のプロセッサアーキテクチャに、これらのクリティカルなI/Oを効率的に接続することができます。これらのI/O機能は、急成長するスマートブック/ネットブック市場で特に価値を発揮します。以下はその例です。
● PS/2インタフェースは、タッチパッド型ポインティングデバイスの制御によく使用されています。
● I2Cマスタコントローラは、電子式のコンパスや加速度センサ、周囲光/近接センサ、ならびにタッチスクリーンコントローラといった位置姿勢センサを効率的に制御します。
● PWMコントローラは、バックライトの輝度制御、ならびにインジケータLEDのオン/オフおよび輝度可変制御を可能にします。新しい「ブリージング」機能を含みます。
● マトリックスキーボードコントローラは、低コスト多機能キーボード向けの低消費電力インタフェースを提供します。3キーロールオーバーやゴースティング検出などのハイエンド機能もサポートしています。
利用可能な省電力機能
QuickLogic社のSmart I/O PSBを使用すると、開発者は必要なシステム電源を低減できます。たとえば、I2Cコントローラは、位置情報を集約し、割り込み駆動ではなくスケジュールに従ってCPUに送信することで、CPUが消費電力の少ないスリープモードでいる時間を長くできます。マトリックスキーボードコントローラは、キーボード内に能動素子を入れる必要をなくし、電力消費も低減します。最後に、密結合電源管理ユニット(PMU)は、PSBごとのクロック多重化を実現し、PSBが使用されていないときは非常に低い周波数の32 kHzハイバネーションクロックから実行されるようにします。
利用可能時期
これらすべてのSmart I/O PSBは、現時点で利用可能となっており、PolarPro(R)、PolarPro II、ArcticLink(R)、およびArcticLink IIソリューションプラットフォームファミリを利用するすべてのCSSPに組み込み可能です。
QuickLogic社について
QuickLogic Corporation(NASDAQ: QUIK)は移動・携帯機器のOEMおよびODM用の革新的かつカスタマイズ可能な半導体ソリューションの発明者でありパイオニアです。この半導体とソフトウェアの組合せソリューションをCSSP(Customer Specific Standard Products)と呼んでいます。CSSPは移動・携帯機器市場で要求される低消費電力・低コスト・小型化を実現して、お客様の製品の市場展開を迅速化するとともに長期に市場地位を維持します。QuickLogic社およびCSSPの詳細はwww.quicklogic.comをご覧ください。
QuickLogic、PolarPro、およびArcticLink の名称は登録商標であり、QuickLogicのロゴとVEEはQuickLogic Corporationの商標です。 その他のすべてのブランドおよび商標はそれぞれの所有者の資産であり、相応に扱われなければなりません。