セキュリティに関する国際会議 IWSEC 2009の開催について次世代ハッシュ関数SHA3提案者らによるパネル開催
http://www.iwsec.org/2009/
社団法人情報処理学会では、次のとおり標記国際会議を開催しますので、ぜひ取材及び記事掲載くださいますようお願いいたします。
1. 概要とみどころ
IWSEC2009は,本学会と電子情報通信学会の共同開催による情報セキュリティとコンピュータセキュリティに関する国際会議で,今年で第4回目の開催です.最新の暗号解析技術やソフトウェアの不正防止技術,生体認証技術などに関する技術論文が発表される予定です.論文はアジアをはじめ,アメリカ,ヨーロッパなど世界から投稿された46件の中から厳選された13件だけが発表され,その成果はシュプリンガー社からLNCS(Lecture Notes in Computer Science)シリーズで出版されます. 本年度は,国際暗号学会(IACR)委員長のルーヴァン・カトリック大学(ベルギー)のバート プレネール(Bart Preneel)先生をお招きし,2012年の標準化に向けて現在米国標準局が進めている次世代ハッシュ関数SHA-3の現状と将来について講演をしていただく予定です.もう一人の招待講演は,セキュリティコンサルタントとして著名なブルースシュネイアー(Bruce Schneier)氏による,セキュリティの心理学についての講演です.シュネイアー氏執筆の本の多くは翻訳されて広く読まれており,「暗号の秘密とウソ」,「セキュリティはなぜやぶられたのか」,「暗号技術大全」などが知られています. もう一つの見所は,「ハッシュ関数SHA-3コンテストとその将来展望」についてのパネルディスカッションです.SHA-3コンテストのキーマンであるプレネール先生を司会者に,現在第2ラウンドの14候補に残っている方式 “Skein”の提案者シュネイアー氏,日本から唯一残っている”Luffa*1”を提案した日立製作所の渡辺大氏,NISTのWilliam Burr博士,グラーツ大学(オーストリア)Christian Rechberger博士がパネリストとして参加して,どの方式が安全であるか熱く議論が行われる予定です.
* 1)Luffa(ルッファ)は、日本において日立製作所より商標登録出願中です。
2. 日程および会場
日時: 10月28日から30日
場所: 富山国際会議場
3. プログラム
10月28日(水)
13:15 招待講演1 (The Psychology of Security by Bruce Schneier)
14:30 分科会(ブロック暗号)
10月29日(木)
9:00 分科会(暗号通信プロトコル)
11:00 招待講演2 (The Future of Cryptographic Algorithms by Bart Preneel)
13:10 分科会 (著作権保護,不正侵入防止,認証技術)
16:00 パネルディスカッション
10月30日(金)
9:15 分科会(鍵管理,デジタル署名技術,プライバシー保護)
4. 参加者(昨年度の実績)
国内:52名,海外:20名(10カ国)
合計:72名日本,ドイツ,フランス,ルクセンブルグ,米国,ポーランド,中国,韓国,ノルウェイ,マレーシア,カナダ 計11カ国
5. 主催
情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会 (主査 菊池浩明)
電子情報通信学会 情報セキュリティ研究専門委員会 (委員長 寳木和夫)
6. 問合せ先
広報担当:國廣 昇
東京大学大学院 新領域創成科学研究科複雑理工学専攻
〒277-8561 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-3934 FAX 04-7136-3934
Email:kunihiro@k.u-tokyo.ac.jp
国際会議オフィシャルページ: http://www.iwsec.org/2009/
http://www.iwsec.org/2009/
社団法人情報処理学会では、次のとおり標記国際会議を開催しますので、ぜひ取材及び記事掲載くださいますようお願いいたします。
1. 概要とみどころ
IWSEC2009は,本学会と電子情報通信学会の共同開催による情報セキュリティとコンピュータセキュリティに関する国際会議で,今年で第4回目の開催です.最新の暗号解析技術やソフトウェアの不正防止技術,生体認証技術などに関する技術論文が発表される予定です.論文はアジアをはじめ,アメリカ,ヨーロッパなど世界から投稿された46件の中から厳選された13件だけが発表され,その成果はシュプリンガー社からLNCS(Lecture Notes in Computer Science)シリーズで出版されます. 本年度は,国際暗号学会(IACR)委員長のルーヴァン・カトリック大学(ベルギー)のバート プレネール(Bart Preneel)先生をお招きし,2012年の標準化に向けて現在米国標準局が進めている次世代ハッシュ関数SHA-3の現状と将来について講演をしていただく予定です.もう一人の招待講演は,セキュリティコンサルタントとして著名なブルースシュネイアー(Bruce Schneier)氏による,セキュリティの心理学についての講演です.シュネイアー氏執筆の本の多くは翻訳されて広く読まれており,「暗号の秘密とウソ」,「セキュリティはなぜやぶられたのか」,「暗号技術大全」などが知られています. もう一つの見所は,「ハッシュ関数SHA-3コンテストとその将来展望」についてのパネルディスカッションです.SHA-3コンテストのキーマンであるプレネール先生を司会者に,現在第2ラウンドの14候補に残っている方式 “Skein”の提案者シュネイアー氏,日本から唯一残っている”Luffa*1”を提案した日立製作所の渡辺大氏,NISTのWilliam Burr博士,グラーツ大学(オーストリア)Christian Rechberger博士がパネリストとして参加して,どの方式が安全であるか熱く議論が行われる予定です.
* 1)Luffa(ルッファ)は、日本において日立製作所より商標登録出願中です。
2. 日程および会場
日時: 10月28日から30日
場所: 富山国際会議場
3. プログラム
10月28日(水)
13:15 招待講演1 (The Psychology of Security by Bruce Schneier)
14:30 分科会(ブロック暗号)
10月29日(木)
9:00 分科会(暗号通信プロトコル)
11:00 招待講演2 (The Future of Cryptographic Algorithms by Bart Preneel)
13:10 分科会 (著作権保護,不正侵入防止,認証技術)
16:00 パネルディスカッション
10月30日(金)
9:15 分科会(鍵管理,デジタル署名技術,プライバシー保護)
4. 参加者(昨年度の実績)
国内:52名,海外:20名(10カ国)
合計:72名日本,ドイツ,フランス,ルクセンブルグ,米国,ポーランド,中国,韓国,ノルウェイ,マレーシア,カナダ 計11カ国
5. 主催
情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会 (主査 菊池浩明)
電子情報通信学会 情報セキュリティ研究専門委員会 (委員長 寳木和夫)
6. 問合せ先
広報担当:國廣 昇
東京大学大学院 新領域創成科学研究科複雑理工学専攻
〒277-8561 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-3934 FAX 04-7136-3934
Email:kunihiro@k.u-tokyo.ac.jp
国際会議オフィシャルページ: http://www.iwsec.org/2009/