2009年10月09日 11:00

世界の細胞・組織分析製品は2014年に45億米ドルになる見込み

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Research発行の最新英文調査報告書「Cell and Tissue Analysis Products: The Global Market」の販売を開始いたしました。

マサチューセッツ州ウェルズリー　－　BCC Researchが発行した技術市場報告書「CELL AND TISSUE ANALYSIS PRODUCTS: THE GLOBAL MARKET」によると、世界の細胞・組織分析製品は2008年に26億米ドルとなりましたが、2009年には28億米ドルに拡大し、さらに2014年には45億米ドル近くまで到達すると見られており、その複合年間成長率（CAGR）は10.1%となると見込まれています。

同市場は細胞・組織特性解析製品、生物検体、細胞分離製品という3つのセグメントに分類されます。細胞・組織特性解析製品がこの3つの中でも最大であり、2008年には12億米ドルとなりました。今後2009年には13億米ドル、そして2014年にはCAGR10.8%で拡大し22億米ドルに達する見込みです。

細胞分離製品は売上では僅差で二位につけており、2008年の12億米ドルから2009年には13億米ドルとなり、CAGR9.8%で拡大しながら2014年には21億米ドルの売上を達成すると予測されています。生物検体分野は2014年に1億3,200万米ドルとなる見込みです。

オバマ大統領による刺激策の一環として国立衛生研究所（NIH）と国立科学財団（NSF）にそれぞれ104億米ドル、30億米ドルの財政支援を決めたことから、米国内の新規および既存の研究プログラムの促進が図られるものと見られます。革新的プロジェクトが着手され新たな提案が出される中、ライフサイエンス分野に関連した製品への需要が急速に高まるでしょう。ライフサイエンス分野の研究における細胞・組織分析製品が中心的役割を担うことから、この市場レポートは非常にタイムリーといえます。

当レポートは細胞の隔離、精製、分析に用いられる商用製品を扱うとともに、2014年までに商品化される新製品についても触れています。