言論NPOが行っているマニフェスト評価および政権の実績評価結果を中心に、有権者が政治を選ぶ際の判断材料となる情報を提供する評価専門のサイトです。政党の約束をもとに有権者が政治を判断し、政策の実行を監視するという緊張感ある関係をつくっていくためにも、今後、評価に関する情報を恒常的に発信する場として定着させていきます。
●サイトのコンテンツ
本サイトでは、今回のマニフェスト評価結果だけではなく、過去の評価結果や、評価会議の議論内容など、言論NPOの評価活動に関する全ての情報がご覧になれます。
(1)評価結果一覧 全17分野における自民党・民主党のマニフェスト評価結果をまとめて見ることができます。
(2)分野別評価結果 言論NPOが評価を行った全17分野の評価結果および評価の視点、言論NPOの課題認識 などを公開しています。評価委員によるコメントも掲載しています。
(3)評価基準 全8項目の評価項目および点数配分などを全て公開しています。
(4)マニフェスト比較表 自民党と民主党のマニフェストを17分野にカテゴライズし、両党の政策にどのような違いがあるのかを比較表として示しています。
(5)政権の実績評価結果 小泉政権以降の自公政権の実績評価結果もあわせて公表しています。
(6)過去の評価結果 言論NPOが過去に行ったマニフェスト評価、政権の100日評価結果なども公表しています。
(7)評価委員による評価会議、政治家討論会の議論内容 評価結果だけではなく、評価活動の一環として行われた評価会議や政治家との討論会の 議論内容も公開しています。
言論NPOの評価では、自民党のマニフェストが100点満点中36点、民主党が27点という厳しい結果になりましたが、この結果について代表の工藤が発言しています。
「30点前後という評価をどう判断するかですが、これは約束として体をなしていない。どちらも不合格だと私たちは判断しています。しかも今回は、政権交代という歴史的局面の中での選挙です。それでも政権を判断するための約束に信頼を持てない、これはきわめて深刻な事態だと私は考えています。
今回、全体として言えることは、日本の政党は未来を語っていないということです。自民党、民主党ともに、人口減や高齢化に伴う課題解決に答えを出せないまま、選挙対策でサービスの競争を行っている。そうだとしたら、これはマニフェストの書かれ方にとどまらず、日本の未来に対してこの2つの政党は『無責任』としかいいようがない。政治が、この選挙で未来を語れず、そのツケを若者の未来に先送りするというのであれば、この選挙で問われているのは政権交代ではない。日本の政党政治の信頼そのものではないか、と私は思う。」(一部抜粋)
言論NPOのマニフェスト評価について
言論NPOは、政府の政策実行を評価するしくみをつくり、有権者に判断材料を提供するため、2003年に「評価委員会」を立ち上げ、これまで4回にわたって政権の実績評価と政党のマニフェスト評価を行ってきました。
■言論NPOについて http://www.genron-npo.net/
言論NPOは「健全な市民社会には健全な議論が必要」との思いから、新しいメディアや議論の舞台を非営利でつくるため8年前に発足した非営利組織です。有権者主体の政治と、緊張ある政策論議のためのマニフェスト評価を中心に、専門家による各種会議の議論をもとに当事者としての対案を作成し、政府などに提言するといった活動を行っています。
■評価についてのお問い合わせ
評価結果の詳細は、言論NPOのホームページをご覧ください。
ご不明な点は、事務局までお問い合わせください。(担当:宮浦・高田)
認定特定非営利活動法人言論NPO
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