【英国ケンブリッジ発、2009年7月16日】 ニュジラ社は、市販のCoolteqパワー・モジュレーターおよびデジタル・プリディストーション(DPD)ソリューションを使用し、880 MHzのLTEパワーアンプについて60%以上の効率を達成したと発表した。これはLTE信号に対してこれまでに達成された過去最高の効率である。
ニュジラ社のCEO 、ティム・ヘインズ氏は、「スペクトル・クリアランスは今、デジタルTV放送のロールアウトにより世界的規模で生じています。このたびの成果は、当社の技術が、2GHzや10GHzと同様にこうした低周波数においても優れていることを明らかに実証するものです。当社には周波数や変調に左右されないソリューションがあります」と語った。
ニュジラ社が過去に達成した最高の効率は、Coolteq.hパワー・モジュレーターおよびCoolteq.bプリディストーション・システムと連携した880 MHzに設定された20 MHzの4キャリアWCDMA 6.5 dBのPAPR波形を使用して達成された。このシステムを使用して、二ジュラ社は60%以上(最大63%)の出力段効率を達成した。測定は、60ワットのRF電力レベルで優れたシステム・リニアリティーを示した。この効率はCoolteq.hモジュレーター変換効率を含んでおり、実際的なRF PA出力段を表わしている。
また、ヘインズ氏は次のように補足する。「こうした成果はCoolteq.hパワー・モジュレーターおよびCoolteq.b DPDシステムの柔軟性を実証しており、その両方とも、最近2.1GHzで同様の結果を得るために使用された後にも変化しませんでした。この性能は非常に広域の周波数帯にわたる導入が可能であり、当社がCoolteq製品によって提供する独自の技術力です。これにより、多くの機器メーカーはRF PA製品の最少セットで非常に広域の周波数帯をカバーすることが可能となるでしょう」。
ニュジラ社について ニュジラ社のミッションは、RFパワーアンプの回路で熱損失によって失われるエネルギーの量を低減することにより、携帯電話ネットワーク基地局およびデジタル放送送信機の効率を大幅に改善することです。ニュジラ社独自の高精度トラッキング(HATTM)モジュレーター技術により、要求される伝送特性に合わせて回路に供給される電力を動的に制御し、3Gおよび4G携帯電話ネットワークおよびDVBデジタル放送送信用の高効率RFパワーアンプを実現することが可能となります。
ニュジラ社の詳細については、ウェブサイト(www.nujira.com)をご覧ください。
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