タッチパネル・システムズ株式会社(本社:神奈川県横浜市港北区新横浜1-19-20 代表取締役社長 山上英彦)は、このほどタッチパネルにおけるマルチタッチ(2点認識)を超音波表面弾性波方式(以下「超音波方式」)タッチパネルと赤外線走査方式(以下「赤外線方式」)タッチパネルで新しく開発しました。
マルチタッチは複数のポイントに同時に触れて入力することができるように改良されたタッチパネル技術ですが、タッチパネル・システムズはこのほど2点のポイントに同時入力可能なマルチタッチ技術を開発しました。
これまで1点のタッチ入力で利用することの多かったタッチパネルですが、マルチタッチにより大きな画面に2人が触れて共同作業を行なったり、2本の指を同時に触れて、対象物の移動や回転、画像のズームなどの動きを直感的に操作することが可能となり、タッチパネル用途が新たに大きく広がることになります。
超音波方式と赤外線方式で初めてこのマルチタッチが実現されたことにより、これまでの他方式で実現されていたマルチタッチにさらなる飛躍が期待されます。
【現在のマルチタッチに新たな飛躍】
これまでも、他方式等でマルチタッチは実現されていましたが、このほど超音波方式と赤外線方式で実現されたことにより、画像視認性やタッチ入力の正確性が向上することになります。
高い耐久性と美しい画像、位置ずれなしを特徴とする超音波方式と赤外線方式において、今までの長所をそのままに、2点のマルチタッチが実現しました。
Microsoft社の次期OS Windows7がマルチタッチをサポートしていることもあり、マルチタッチは今最も話題のタッチ技術です。
【製品販売は来春から/CEATEC JAPAN 2009でも展示予定】
米国では、2008年Wall street Journal主催のD6:All Things Digitalカンファレンスにおいて、弊社19型マルチタッチ対応モニターが、Windows 7とともにMicrosoft社副社長のJulie Larson-Greenによるデモンストレーションで登場しました。
日本では2009年10月6日(火)~10日(土)に幕張メッセ で開催予定のCEATEC JAPAN 2009のタイコエレクトロニクスブースにおいて、マルチタッチ対応製品の展示を予定しています。
新しく開発された超音波方式と赤外線方式のマルチタッチを使った製品の販売は2010年春を予定しています。
またマルチタッチのデモンストレーションを希望の方には随時対応いたしております。
タッチパネル・システムズ株式会社 およびタイコ エレクトロニクス社について
タッチパネル・システムズ(http://www.tps.co.jp)は、世界最大級の電子部品サプライヤー米タイコ エレクトロニクス社(TE)グループの一員です。
TEは世界規模で急激に成長するエレクトロニクス業界のリーディングカンパニーであり、電子部品、ネットワークソリューション、海底通信システム等の事業を柱に、2008年には150を超える国において148億ドルを売り上げました。
私たちは自動車、家電製品、航空宇宙、情報通信、コンピューター、産業装置、医療機器、代替エネルギー等多岐に渡る分野のお客様に数多くの"アドバンテージ"をお届けすることに尽力しています。
タッチパネル・システムズは、そのタイコエレクトロニクス社の事業部門のひとつであり、タッチパネル業界のリーディングカンパニーである米国Elo TouchSystemsの日本法人としてグローバルに事業を展開しています。
タッチモニターやタッチコンピューターなど、システム製品を含む幅広い製品群と技術により、タッチパネルのあらゆるニーズに対応しています。
以上
本製品・技術に関するお問い合せ
タッチパネル・システムズ株式会社
製品企画部 追谷武寿
TEL: 045-478-2163 FAX: 045-478-2180
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このリリースに関するお問い合せ
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