この4日間のすばらしいプログラムでは、ヒッチコックのハリウッドでのクリエイティブ力について、脚本、俳優を指導する面、編集の面など、様々な側面からヒッチコックを深く知る経験ができます。エクスパート、キャストメンバー、ヒッチコックに近い人物のレクチャーを通して、また映画アーカイブと有名映画のコレクションを訪問する事で、この偉大な監督がどのようにして、世界で愛される映画を生み出したのかを深める事が出来ます。このヒッチコック一色のプログラムでは、まるであなたがこのサスペンスの巨匠のドキュメンタリーを制作しているような感覚を味わう事が出来ます。
期間：2009年9月1日~9月4日
9月1日 - 1日目 | 火曜日
なぜ私達は常にヒッチコックに立ち返るのでしょうか。恐怖の愛のため？サスペンス経験のため？このプログラムは、ヒッチコックの伝記作家でエキスパートと、この偉大な監督の映画ストーリーについて深く共有することから始まります。このささやかなカトリックの八百屋、サー・アルフレッド・ヒッチコックが、映画の天才の地位へと上りつめるまでのストーリーを知りましょう。
午後は、ハリウッド映画産業にとって重要な、映画芸術科学アカデミーを訪問します。ここは1940年代から1970年代までイギリス人監督の邸宅でもあった場所です。サミュエル・ゴールドウィン・シアター-アカデミー賞のノーミネートが行われる場所-で、アカデミーに関する活動、現状、歴史、そしてヒッチコックのハリウッド映画制作への大きな影響について学ぶ事が出来ます。
夜はヒッチコックとともに働き、共にコラボレーションを組んだ経験のある人物と出会います。
9月2日 - 2日目 | 水曜日
2日目は、ビバリーヒルズにある、映画芸術科学アカデミーのマーガレット・へリック図書館を訪問します。ここは世界の映画関係の巨大なコレクションで知られており、マーガレット・へリック図書館は、アルフレッド・ヒッチコックの作品を深くリサーチするのに重要な存在です。ヒッチコック財団は、この図書館に様々なものを提供しており、例えば、ホームビデオやスクリーンテスト、レアな映画予告、ドキュメンタリー映像など、ヒッチコックに関するレアなアイテムを鑑賞する事が出来ます。
午後は、ヒッチコックの50年代半ばの作品から彼の遺作「ファミリー・プロット」(1976)までのコラボレーションがある、ユニーバーサル・スタジオを訪問します。彼が共同制作した、有名なテレビ番組、「ヒッチコック劇場」、「鳥」、「フレンジー」などもあります。またアルフレッド・ヒッチコック・スタジオで制作された「裏窓」、「めまい」、「サイコ」などの名作も紹介されています。ヒッチコックが20年間撮影し続けた、撮影セット、バックロット、サウンドステージなどの見所をガイドと共に回ります。ここであなたはこの独創的な監督が、アメリカ映画シーンでどのようにカメラを回してきたかを発見するでしょう。
9月3日 - 3日目 | 木曜日
この日のプログラムは、カリフォルニア大学の映画教授で、ヒッチコックのエキスパートである人物のレクチャーから始まります。ここではヒッチコックのモンタージュ、フレーミング、そしてカメラワークが、どのように力強いメンタルイメージ作り出していくのかを知ります。映画クリップの考察を通して、このレクチャーでは、どのようにしてヒッチコックが見えないものを見えるものへと変化させたのかを知ります。
午後はビバリーヒルズにあるペーリーメディアセンターとして知られる、ロサンゼルスのテレビとラジオの博物館を訪問します。ここには50以上のヒッチコック監督の映画と共に、テレビ番組「ヒッチコック劇場」などの作品も収納されています。ペーリーセンターは、ハリウッドで著名なイギリス人監督のテレビ番組コレクションや、そのほかのレアな番組も収納されています。ここでは、ヒッチコックやその他の、映画、テレビの有名な作品からレアな作品までのリサーチをする事ができます。
9月4日 - 4日目 | 金曜日
プログラム最終日は、カリフォルニア大学郡（UCLA）のフィルムアーカイブより始まります。このフィルムアーカイブは、リッチなリソースとアメリカ合衆国の最大のメディア資料コレクションで有名です。
-2番目に豊富なのは、ワシントンにある国立図書館。ここではヒッチコックの無数の作品より、彼の驚くべき才能と、ユニークなビジョンへ入り込みましょう。
このすばらしいプログラムは、特別なアフタヌーン・プレゼンテーションで締めくくられます。ヒッチコックに最も接近し、この才能を理解し説明する事がふさわしい人物はだれでしょうか。このプログラムを終了するにあたって、この20世紀の輝かしい芸術家のビジョンを、日々の生活に取り入れている特別ゲストと時間を共にします。
InFilm（インフィルム）-国際映画協会
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国内連絡先：
Paulo Sugawa
Japan Country Manager
paulo.sugawa@infilm.org
