当社では、歩行者群集シミュレータ『LEGION STUDIO』を使って、これまで、数千人から数万人規模の大規模施設在館者の避難安全検証を行ってきました。
一方、火災による凄惨な事故は、老人ホームやネットカフェといった身近なサービス施設で起こっています。
事前に危険なパターンをシミュレートしておくことで、もしもの時に備えることができます。
こんな場合に使えます。
●老人施設や病院など、利用者の身体的な都合上、あるいは、宿泊施設や事務所などの利用者の都合上、
避難訓練を頻繁に行うことが難しいため、煙の降下時間前に避難が完了できるのか確かめておきたい。
●スプリンクラーや自動火災報知設備の設置義務はないが、最悪の事態を想定したパターン毎に、
避難方法を従業員に熟知させておきたい。
●定期的に避難訓練をしているが、煙の降下時間前に避難が完了できるのか確かめておきたい。
オフィスビル、学校、官庁施設、ホテル・旅館、宴会場、店舗、病院、幼児施設、老人施設などで利用可能です。
【業務内容】
BRI2002またはFDSの火災解析プログラムを用いて、出火室から各エリアへの煙降下時間を算出します。
煙降下時間とは居室内で想定される火災により発生する煙やガスが、避難上支障のある高さ(1.8m)まで降下する時間です。
各居室、各階だけでなく、建物全体から、何分何秒までに逃げ出さなければならないのかがわかります。
《成果物》
・計算の前提条件
・各シナリオにおける諸室毎の煙降下時間算出結果
B.在館者避難流動シミュレーション
避難計画を再現することで、各居室、各階、そして建物全体から、何分何秒で逃げ出せるのか、避難時間がわかります。
検討においては、避難に時間のかかる独歩困難者も再現できます。動画をご提供しますので、
パターン毎にどう行動すべきか、関係者間でイメージを共有するツールとしても利用可能です。
《成果物》
・計算の前提条件・各シナリオにおける諸室、階、全館の避難完了時間算出結果
・動画(AVI)
C.総合評価 及び 改善指針報告書
A、Bのシミュレーション結果を用いた分析により、全館における避難安全性の総合評価を行います。
煙の降下前に避難完了できるのか、わかりやすいアウトプットにより避難安全上の具体的なリスクを明らかにして、対策をご提案します。
A、Bのシミュレーションを両方ご発注頂いた物件を対象と致します。
《成果物》
・A、Bそれぞれの結果による総合評価
・総合的に判断した問題点・課題の抽出
※BRI2002:独立行政法人建築研究所(Building Research Institute)が開発した
二層ゾーン煙流動モデルを用いた火災解析プログラム。
※FDS:Fire Dynamic Simulatorの略。米国商務省標準技術研究所建築火災研究所で開発された
火災解析プログラム。複雑な煙・熱の状況を、火災数値流体力学モデルを用いて解析します。
※LEGION STUDIO:LEGION STUDIOが再現する避難者の行動特性や避難時間の推計結果は、
東京消防庁によって火災避難シミュレーションと同等と認められる避難算定方法と認定されております。
火災避難安全性に関するデューデリジェンス業務に関するお問い合わせは、弊社担当(中嶋・長澤)までお問い合わせください。
【LEGION STUDIOについて】
http://www.udec.co.jp/software/legion/
【ユーデックについて】
【お問い合わせ】
【会社概要】
ユーデック株式会社
代表取締役 馬場園 克也
所在地 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-2 小川ビル5F
Phone (03) 5217-5051 Fax (03) 5217-5054
Company Site http://www.udec.co.jp/
設立 昭和49年5月1日 /資本金 5,000万円