2009年06月29日 10:00

ナノマテリアル・導電性ポリマー・太陽光発電分野に見出される導電性被覆の市場機会:NanoMarketsの報告

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先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、米国調査会社NanoMarkets発行の最新英文調査報告書「Conductive Coatings Markets: 2009 and Beyond」の販売を開始いたしました。

バージニア州を拠点とする産業分析企業、NanoMarkets社が発行した調査報告書Conductive Coatings Markets: 2009 and Beyondによれば、新たなアプリケーションの出現と画期的な材料の開発の結果、導電性被覆市場において新たな市場機会が急速に拡大していると伝えられています。

NanoMarkets社は同書で議論の対象となっているエレクトロニクス分野の主要アプリケーション向け導電性被覆市場について、2014年には122億ドル、2016年には159億ドルの市場規模に達すると予測しています。

主要調査結果:

●導電性を強化する電極被覆は、大型センサーや燃料電池、特に太陽光発電(PV)などの新しい分野において重要な実現技術となるでしょう。 NanoMarkets社は、銀と透明導電性酸化物の混合材などの先端材料がソーラーパネルの高効率化の手段を提供してくれる可能性があると考えています。太陽光発電部門から得られる導電性被覆の収益は、2014年には16億ドルに達する見通しです。
●ナノマテリアルは初期の段階にあり、導電性被覆技術分野における飛躍に明るい展望を示しています。カーボンナノチューブ被覆はすでに燃料電池、照明、ディスプレイのパフォーマンス強化に利用されており、またNanoMarkets社は センサー、特定のコンデンサー、EMI/RFI シールド向けのナノシルバーペーストの市場の大幅な成長を確認しています。現在のところ、導電性被覆部門で利用されているナノマテリアルはごくわずかですが、ナノマテリアルベースの導電性被覆材は2014年には4億1,500万ドルの収益規模になると予測されています。
●また帯電防止およびEMI/RFIシールドのアプリケーション分野に対しても2014年までに4億5,000万ドル以上の導電性被覆材が販売される見通しです。この市場の成長は、ワイヤレス通信の成長とシールディングへの本質的ニーズ、静電気からのより一層の保護を必要とするチップ集積の高度化によって加速する見通しです。またNanoMarkets社は、RFIDチップに保存されたデータへのアクセスを防止するためのRFシールドの利用など、この分野での新しい利用法の出現も予測しています。同社はさらに、コストおよび環境上の理由から、EMI/RFIシールドにおいて金属被覆から導電性ポリマーの利用への移行が拡大するとの予測も行っています。



【 英文市場調査報告書 】

Conductive Coatings Markets: 2009 and Beyond 

導電性被膜市場の見通し

http://www.infoshop-japan.com/study/nan76187-conductive-coati.html

出版社NanoMarkets

出版日2009/06


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