料理本の致命的な欠点を克服しました!!
現在書店の料理コーナーは大盛況、料理本(おつまみ本)が続出し、大ベストセラーも生まれています。料理は書かれたレシピを見ながら作るもの。ところがほとんどの書籍は、ページを開いても手を離すとバタンと閉じてしまいます。そこで読者の方は仕方なくページを開き伏せ置きして、料理行程の都度、また手に取って......を繰り返してきました。
しかし、本書は開いたページが閉じない製本をしています。ページを開いた状態のまま、随時レシピを見ながら料理できます。
おつまみ本のトレンドに真逆の6大編集方針
また発売中のおつまみ本には、いくつかの共通点があります。
(1)横丁の居酒屋的なおつまみ、つまり「小鉢料理」中心の和のテイストです。
(2)飲むお酒は、日本酒、チューハイ、発泡酒・第3のビールのイメージです。
(3)新書サイズや、四六判が多く、版型が小さいため、写真にスケール感がありません。
(4)料理素材は、主に買い置きのありあわせのものを使用します。
(5)料理を作る愉しさは、とりたてて提案していません。
(6)作り方の文章は短く、簡潔です。
そこで本書は、上記6つのトレンドと180度異なる方針で編集しました。象徴的に言うと、和ではなく洋。著者は、テレビやラジオでおなじみの平野寿将氏です。平野氏自身は和のイメージが強い方ですが、本書では料理ごとにスタイリストがつき、洋のファッションで登場します。では、本書の6つの特徴をご紹介します。
(1)街のレストランで出る「ひと皿」料理中心の、洋のテイストです。不況で、外食より内食の時代。オビで「外食ならひと皿1500円が自分で作れば300円」と謳っています。
(2)白/赤/スパークリングワイン、ビール、日本酒、ハードリカーと、お酒ごとに合う料理39品が登場。さらに料理ごとに、6種類のお酒との相性を三つ星表示しています。
(3)AB判と版型を大きくし、料理の写真をダイナミックに見せています。
(4)料理素材は、男のポケットマネーで買う、質のいい素材を提案しています。
(5)随所に、料理の愉しさや腕を上げるためのノウハウが書かれています。
(6)初心者でも戸惑うことがないように文字を費やし、親切丁寧に作り方を解説しています。またその料理で必要な調理道具も明示しています。
以上のように、本書はこれまでのおつまみ本とは全く異なる編集方針の下に発刊されます。
また、本の内容や著者自身が解説する料理テクニックの動画が見られる特設サイトも開設いたしました。www.shogakukan.co.jp/hisama/
AB判/カラー96ページ/税込定価1365円 小学館
ISBN978-4-09-310765-5
問い合わせ先/小学館 マーケティング局 宣伝プロモーション室 齋藤好一
03-3230-5351 saitoh56@mail.shogakukan.co.jp