OLEDとTFTの補正により最も安定性の高い均一なHDTVおよびモニター用バックプレーンを実現
テキサス州サンアントニオ- 2009年6月1日-アクティブ型マトリックス駆動有機発光ダイオード(AMOLED)の薄膜トランジスタ回路とドライバアルゴリズムの設計・開発を手がける世界的リーダー、IGNIS Innovation Inc.は、2009年6月2日から4日に米国テキサス州サンアントニオで開催されるSID(Society for Information Display:国際情報ディスプレイ学会)の Display Week Conference and Exhibitionにおいて同社の世界トップレベルのバックプレーン技術であるMaxLifeTMを用いたプロトタイプディスプレイを発表します。MaxLifeTMソリューションは薄膜トランジスター(TFT)だけでなくOLEDの劣化も補正でき、AMOLEDディスプレイにて実証済の最も均一で信頼性のあるバックプレーンを実現します。IGNIS社は、1日10時間の使用で寿命期間中に画面の焼け付きを起こさないデバイス動作寿命20年(7万5千時間)を持つ、32インチ1080p HDTVディスプレの一部分をプロトタイプとして展示します。
「真に信頼性が高く、均一で拡張性のあるTFTバックプレーンの完成には、これまで技術的障壁があり、このためAMOLED業界の成長が抑制されていました。我社のMaxLifeTMプラットフォームによって、我社のお客様であるディスプレイ製造業者は、大型で驚くほど映像の美しい低価格AMOLED HDTVや他の広範な応用製品の市場導入を早期に実現することができるようになります」と、IGNIS社社長兼CEOのPaul Arsenaultは語っています。
「我社の技術は電気的フィードバックのみを基盤としており、補正を行うためにフォトダイオードのような高価で信頼性の低いコンポーネントを使用していません。特に、MaxLifeTM技術はあらゆる材質のOLED(小分子や高分子)や種類のTFT(LTPSやアモルファスシリコンなど)に使用することができます」と、副社長のCorbin Churchは続けます。「高信頼性と低ユニット製造コストを維持しながらG10サイズまで容易に拡張が可能な、アモルファスシリコンのバックプレーンを用いた展示を行います。」
IGNISは同社のブース(#270)で最先端のMaxLifeTM技術の展示を行います。また、モバイルデバイス用補正技術AdMoTM(Advanced Mobile)を使用した2.2インチQVGAなど、他のディスプレイプロトタイプの展示も行います。
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IGNISについて:
2000年に設立されたIGNIS Innovation Inc.は、成長を続けるアクティブ型マトリックス駆動有機発光ダイオード(AMOLED)市場において、バックプレーンとドライバソリューションをワンストップで提供するオープンソースの業界最大手の独立系プロバイダです。10年以上にわたる継続的研究開発の成果をもとに、IGNISは、あらゆるディスプレイ・アプリケーションに対応する画素回路およびドライバパッケージの分野で、世界に誇る実証済みの技術をお客様に提供しています。