自動車技術(Automotive Technology)とロボット技術(Robot Technology)を融合させた、カーロボティクス分野の研究,教育用プラットフォームにアドバンテックのシングルボードコンピュータが採用されました!
自動車技術(Automotive Technology)とロボット技術(Robot Technology)の進化によって知能化された次世代自動車は、自律移動ロボットと様々な技術を共有します。この新しいカーロボティクス分野における研究、教育用として株式会社ゼットエムピーから提供される1/10スケールモデルのプラットホーム「RC-Z」に、アドバンテックのシングルボードコンピュータPCM-3353が採用されました。
ロボット技術を適用した「RC-Z」は、自律移動、自動車間通信、自動車と人間のインタラクション等の初期研究に活用でき、大学、企業等の制御理論学習、自動制御実習、開発プロセス教育など、産業界と教育現場を繋ぐエンジニア育成に最適な教材です。
●「RC-Z」の特徴
◇充実した環境認識プラットホーム
・ステレオ画像処理モジュール
・ジャイロ・加速度センサ
・赤外線測距センサー
・小型レーザレンジファインダー(オプション)
◇スケールモデル電気自動車
・電気自動車システム
・MATLAB(R)/Simulink(R)との連携
・無線通信(Wi-Fi)を利用したリモートコントロール
◇ユーザアプリケーションの搭載
・スケールモデルカー本体にOS(Linux)を搭載
・PC上のユーザアプリケーションと連携
・無線通信を活用して様々な装置と連携
●アドバンテックのPCM-3353が「RC-Z」に採用された背景
以上のような特徴を有する「RC-Z」の制御部には、次のような条件が求められます。
◇以下の機能を実現するための高度な計算能力
・自動車本体の制御
・様々な処理を実現するためのコマンドの生成
・画像処理ボードとの通信(コマンドの発行とレスポンスの受信)
・レスポンス・データを元にした様々な演算処理
◇車体全体の重量制限を満たすため、小型・軽量であること
◇以下の必要な機能を1枚のボードで提供できること
・RS-232CとRS-485によるシリアル通信機能
・LANによる通信
・CFで組み込みOSを搭載*できること *「RC-Z」ではLinux+リアルタイムパッチを採用
・I/Oポートを使って無線LANモジュールを増設できること
アドバンテックのシングルボードコンピュータPCM-3353は、これらの条件を満たすことができる最適なCPUボードとして「RC-Z」にフィットすることが確認され、ご採用いただくことができました。
■「RC-Z」について
http://www.zmp.co.jp/data/CRP_pamphlet_jp20090501.pdf
http://www.zmp.co.jp/html/products_rc-z.html
■株式会社ゼットエムピーについて
http://www.zmp.co.jp/html/aboutzmp.html
■PCM-3353について
http://www.advantech.co.jp/products/PCM-3353/mod_1-2JKGV9.aspx
■ 本件に関する連絡先
アドバンテック株式会社
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2丁目5番5号
岩波書店一ツ橋ビル12階
TEL:0800-500-1055(フリーコール)
URL:http://www.advantech.co.jp/
E-mail:ajp_sales@advantech.com