昨年末のリーマンショック以降、人材市場における求人倍率は依然として低い状態にあり、各社とも採用を差し控える傾向が続いています。しかし、このような状況下においてだからこそ、企業にとっては優秀な人材を採用できる千載一遇のチャンスに恵まれています。
今号では、その「チャンス」とはいかなるものか、当社キャリアコンサルタントの視点からレポートいたします。
【Q1：コンサル出身者の転職活動の状況は？】
2008年末から2009年前半にかけ、コンサルティング業界においては人材の流動が活発になり、数多くのコンサルティング会社の方々が次のキャリアを求めている状況にあります。これまで、彼らの転職先としては、同業種内でのキャリアアップ、投資ファンド、外資グローバルカンパニーの経営幹部としてキャリアチェンジされる例が多くありました。
しかし、この不況下にあり各社とも採用数は少なく、プロフェッショナル人材の方々にフィットするポジションが少なくなっている状況です。
【Q2：企業側の採用活動に提言できることは？】
この状況を踏まえ、企業側にとっては優秀な人材を採用する千載一遇のチャンスが訪れていると言えます。上述のように、MBAを取得し、多くの企業の経営を支援してきているコンサルティング会社出身者が数多く転職活動をしています。このような優秀な人材を確保できるのは、他社が採用を再開し始める前の今が絶好のタイミングと言えます。
特に、普段知名度などの面で採用上不利な企業にとっては、好機です。コンコードキャリアにご登録いただいている転職志望者の中には、コンサルティング会社から事業会社の経営幹部として転職を果たし、社長の右腕さながらにご活躍されている方も多数いらっしゃいます。
【Q3：コンサル出身者を経営幹部に迎えた企業の言葉は？】
他社に先駆けて採用を再開した、中堅事業会社のオーナー経営者Tさんに、お話を伺いました。
「当社のような中堅会社においては、これまで優秀なコンサルタントを経営陣に迎えたくとも、条件面の問題などで採用に結びつかないことが多かった。しかし今回、思い切って採用を再開したおかげで優秀な方と多数面接することができ、その中で弊社に合う方を迎えることができた。弊社にとっては今が採用のチャンスだ。」
不景気の煽りを受けて採用を控えるのではなく、中期的な観点で優秀な人材を早めに確保することが、業績回復への早道となるかもしれません。
■会社概要／コンコードキャリアについて
コンコードキャリアは、株式会社コンコード エグゼクティブ グループ（本社：東京都港区、代表取締役 CEO：渡辺秀和）が2008年11月に開始した、コンサルティング・外資金融業界に特化した人材紹介サービスです。当社では、これまで数百名ものプロフェッショナル転職を成功させたCEOの渡辺秀和をはじめ、キャリアコンサルタント全てが同業界出身者です。求職中のキャリア相談から選考における書類・面接・筆記対策まで、同業界におけるキャリア支援を手厚く行っています。
http://www.concord-career.com/
■本件に関するお問い合わせ
株式会社コンコード エグゼクティブ グループ 広報担当 渡邉 淑子
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