開催直前報告 女子大生なでしこ女王が指南するSE,PGのための「和の心」OFFビジネスマナー講座

アクシスコンサルティング（株）の企画する「IT Leader Life Support Project」は、PMを目指すプログラマやSEを対象に、スキルアップや豊かなエンジニア生活を支援するプロジェクトです。セミナー、イベントなどを通して、会社ではできないSE、PG同士の交流や情報交換を通して、生活や社会人としてのレベルアップを応援していきます。

イベントの詳細： http://www.it-leader.biz/selspj/

その第一弾となる今回は、仕事場だけでなく、OFFの場でのビジネスマナーを取り上げてイベントを開催します。

この企画は、ITリーダーだけでなく、社会人として、「OFFの場でのビジネスマナー」、自信をもって大丈夫と言えるだろうか？という視点から企画されました。

例えば、急にお客様と飲みに行った時や上司の家に招かれた時、デートの時のさりげないマナーなど、仕事場以外の場所で気まずくなるのは避けたいものです。仕事を離れたOFFの場所でこそ、人とのコミュニケーションが試される時でもあるのではないでしょうか。

そんなOFFのビジネスマナー、「和のおもてなし」の心を、慶應義塾大学法学部政治学科に在学中で、「ＴＶチャンピオン２　なでしこ礼儀作法王選手権」の優勝経験をもつ矢島 里佳さんをお招きして伝えていただきます。

矢島 里佳さんは、現役の学生ながら、なでしこりかプロジェクト学生団体「和愛 ～わあい～」の立ち上げや都立産業技術研究所の中小企業社長向け講演会での講師をつとめるなど才色兼備のコミュニケーションの達人です。

今回、矢島 里佳さんを起用したのも、既存のスキルアップとは異なり、会社では教えてくれない仕事外での上手なつきあい方や恋の手ほどきなど、OFF生活でよくあるケースでのビジネスマナーと「おもてなしの心」を役立てようという企画です。

矢島 里佳さん（以下里佳さん）に、この企画について聞いてみました。
「SEは現代の巧」、フリートークが楽しみと語る矢島 里佳さん

■SEは、日本を支える現代の「巧（たくみ）」
里佳さんは、相手への思いやりがもっとも大事で、海外でいう「サービス」と日本の「おもてなし」は違うものだという。

「海外のホテルだとルームサービスで部屋は入室した状態に戻されてしまいますけれど、日本の旅館では使っている状態を残して周りを整理してくれたりするんです。マニュアルどおりのサービスを超えたもの、それが『おもてなし』だと思います。」と、海外ホテルなどの画一化したマニュアル的なサービスではなく、日本旅館のような相手の状態に気を配る配慮こそがコミュニケーションには必要だと感じているそうです。

また、SEの方に対しては、「SEという職業は、現代を支えてくれる『巧（巧み）』『職人』だと思うのです。今の日本でSEに頼らない企業はほとんどありません。
現代人の生活を支えている、縁の下の力持ちであるSEさんたちの技術者としてのロジカルな思考と現代の『ものづくり』としての思いも学びたいです。」と、システムづくりに対するSEの方たちに期待をしているという。

■SEたちとの懇親会が楽しみ
里佳さんは、セミナー後に行われる懇親会にも積極的に参加して、実際にSE同士で交流をし、今回のセミナーの内容の実践の場として役立ててほしいという。

「今回のセミナーでは、マナーについてもお話させていただきますが、形式的なマナーだけではなく、『おもてなしの心』をお伝えできたらいいなと思います。『おもてなしの心』を、お仕事に役立ててもらえたら嬉しいです。」と、日本を支えてきた職人の後継者として、これからの日本を変えていくSEの方々への思いを語ってくれました。

イベントの詳細： http://www.it-leader.biz/selspj/

■最後に印象に残ったこと（運営担当）

自分と相手がいかに気持ちよく円滑にコミュニケーションを取るか、これが「マナー」が大事な所以なのですが、ただ形式的にマナーを守れば良いというわけではありません。要は相手を思いやる心であり、「おもてなしの心」が重要です。

インタビューの中での話で：例えば、タクシーの乗り方。

マナー上、上席は運転席の後ろです。とはいえ相手がスカートの女性だった場合、奥まで入っていただくのがつらい場合もあります。そんな時は「すいません、私が奥に入ります」と一声かけて、自分が奥に入るのも、マナー違反というわけではありません。あくまで相手を思いやっての行動なのです。

相手を思いやり、相手に気持ちよくなってもらうために、おもてなしの心を持って考えること。マナー云々を離れて、ビジネスの様々な場面において、うまくいくための秘訣かも知れません。

SEであれば、システム開発の際に利用者目線で設計できているのか、そこに利用者に対する「おもてなしの心」があるのかどうか。

営業にしても、単に会社の商品を売り込むのではなく、それにより相手がどのようなメリット、利益を享受できるのか、相手はどうしたら喜んでくれるのか、という「おもてなし」の視点がなければ相手は興味を持ってくれないでしょう。

我々としても、求職者に対して、こちら側の目線で求人を多数提案するのではなく、求職者の方々が何を考え、何を要望しているかを、求職者の目線で考えて把握する必要があります。

今回のセミナーは、まずSEの方々を対象としていますが、SEの方以外でも、ビジネスパーソンにとって改めて、
今一度「おもてなしの心」を意識すべきことなのかも知れません。

形式的なマナーを教えるのではなく、そんな「おもてなしの心」を伝えたいという今回のセミナーは4月25日開催です。

イベントの詳細： http://www.it-leader.biz/selspj/