欧州REACH規則の本格運用が2008年6月から開始され、ほぼ一年が経過し、製品含有化学物質に関わる情報流通の効率化を目指した取組みが、各極で益々活発化しています。欧州医療機器業界は、シーメンスが中心となりBomcheckというデータベースを構築中です。また、韓国や中国でも、データベースの構築が進行しています。さらに国内では、JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)が、各企業間を結ぶ情報システム基盤の情報交換窓口となる「グローバルポータル」システムの構築及び統一シートなどにより、業務効率の改善を進めているところです。
一方、欧州化学物質庁は、今秋を目標に「成型品中の化学物質ガイド」の改訂作業を進めております。特に高懸念物質に関わる閾値(0.1wt%)の適用方法や情報開示方法などの改訂が予想されているため、関係業界に多大な影響が懸念されます。
このような情勢の下、ロゼッタネットジャパン(RNJ)は2007年6月から、中小企業を含む企業間における電子電気部品技術情報の流通・再利用を行うことが可能な仕様の標準化を進めて参りました。今般、この活動にREACH等に関わる環境情報をも取り込み、コンプライアンスを含めた総合的な業務プロセスの最適化・効率化の検討に着手しました。
本セミナーでは、REACHにかかわるキーパーソンとともに、REACHに関わる情報の共有化と問題解決のきっかけを提供したいと考えております。本セミナーは当会会員に限らず一般公開・無料です。奮ってご参加下さい。参加登録は
http://www.rosettanet.gr.jp/activities/workshop/env_seminar2009regist.htmlからお願いします。
・開催日時2009年5月20日(水)午後1時半
・会場新宿サンスカイルームNo.6/7室
・主催:ロゼッタネットジャパン (RNJ) http://www.rosettanet.gr.jp/
・関連URL: http://www.rosettanet.gr.jp/library/rnjEvent/rnjWorkshop/env_seminar2009.html
・問い合わせ先:ロゼッタネットジャパン事務局 TEL 03-5245-1079 メール rnj-contact@rosettanet.gr.jp