市場調査会社Communications Industry Researchers, Inc.(CIR)は、報告書「40/100 GigE Markets: 2009-2013」では、40/100ギガビットイーサネット製品の売上が、2010年に急増しはじめその収益は、2013年までに4億8200万米ドルへ達するとしています。
同報告書の主な調査結果:
▼景気の低迷により、100G接続を「切実に必要とする」GoogleやAmazonといった企業の40/100GigEの早期導入が遅れることはないだろうと考えられています。また現在の経済状況が、キャリアによるネットワークのアップグレードに影響を与えているとは言え、40/100-Gbps改良型を利用しなければ、キャリアネットワークを100 Gbpsへ対応させることは出来ないでしょう。
▼同社は、40/100 GigEの将来に影響力を持つ企業は少数だと考えています。OEMレベルではCisco、Juniper、Sun Microsystems、Force10、Nortel、トランシーバーレベルではJDSU、Finisar、Avago、Luxtera およびOpnext、コンポーネントレベルではXilinx、Altera、IBM、 LSI、 Gennum、AMCC、Vitesse aおよびBroadcomがそうした企業です。
▼40Gイーサネットは、まずはハイエンドサーバーおよび高性能コンピューティングアプリケーションにおいて導入されるでしょう。40GigEの環境において、初期は市場の80%が40/100 GigE標準規格のSR4に占められますが、40ギガビットオーバーカッパーが実際的になるにつれて、SR4はシェアを失い、、いずれCR4へ地位を譲り渡すでしょう。しかしながら2014年にシリアル40ギガビットイーサネットが現実となれば、CR4、SR4共にそのシェアを急速に失うことになります。
▼同社は、サーバー接続およびアクセスポイントにおける10GigE採用の増加により、基幹ネットワークにおける100Gイーサネットの導入が促進されると考えられます。100GigEが黒字に転じるのは2012年ごろになるでしょう。その時点では、おそらくLR4改良型が市場の半数を占め、SR10は市場のその他20%を占めると予測されています。しかしカッパー技術が向上するにつれ、100 Gbps スペースにおけるCR10のシェアは拡大し、2016年までにおよそ25%となるでしょう。
▼40GイーサネットCRおよびSR改良型の最初の製品群は、InfiniBand(インフィニバンド)を応用した既存技術を下敷きとしているため、ベンダーの開発期間は短かく、R&Dコストも低く抑えることが可能でした。SR市場において成功するためには、低コストVCSELアレイの生産能力が、特に重要です。最も大きな技術投資が必要となるのは、100G LR および ER 改良型でしょう。100G LR および ER 改良型では、レーザー、モジュレータードライバー、PINダイオード、TIA、 SERDESなど、電子的および光学コンポーネントで新たな25Gの技術を必要とするからです。
【 英文市場調査報告書 】
40/100 GigE Markets: 2009-2013
40/100ギガビット・イーサネット市場:2009-2013年
http://www.gii.co.jp/japanese/ci78495-40-100gige.html
出版社Communications Industry Researchers, Inc.
出版日2009/02
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