■ 日時: 2009年(平成21年)11月1日(日)~11月5日(木)、5日間
■ 場所: 神戸ファッション美術館 オルビスホール (神戸市東灘区向洋町2-9-1)
http://www.fashionmuseum.or.jp/access/index.html
■ 主催: 国際ワークショップ「Dynein2009」組織委員会■ 共催: 独立行政法人 情報通信研究機構
■ 後援: 財団法人 神戸国際観光コンベンション協会、日本生物物理学会(申請中)
■ 開催目的
ダイニンは、生命活動を担うタンパク質の一つであり、精子などの鞭毛や気管支・輸卵管などの繊毛の運動に必須のタンパク質であるだけでなく、細胞分裂や神経内の物質輸送などの重要な機能を担っています。このタンパク質の欠陥は重篤な疾病を引き起こすことが明らかになり、その医学的重要性が近年増してきています。
本国際ワークショップでは、ダイニンの機能解析および鞭毛の運動機構の解明を目指す国内外の研究者が一堂に会し、タンパク質単一分子レベルから、統合された多分子系の機能制御にいたる過程を総合的に討議することにより、新たな研究の方向性を見いだすことを目的としています。また、この分野をリードする一流の研究者による質の高い議論を通して、この分野の発展を担う若手研究者を育成することも目的としています。
■ 日本開催の経緯と意義
ダイニンの機能解明に向けた研究は、欧米並びに日本が中心となって国際的に盛んに行われてきました。特に、日本の研究グループは、独自の研究手法を打ち立てることにより独創的研究を展開しダイニンの構造・機能の知見を飛躍的に増やしてきました。
2005年には神戸において国際ワークショップDynein2005を開催し、本研究分野の最新の知見を集約して、大きな反響を呼びました。 また、近年になり、遺伝子解析やナノ計測技術を導入した1分子機能解析などの最新の技術が駆使されてさらに目覚ましい成果が挙がり、日本が本研究分野において世界をリードし続けています。この分野の研究は、科学技術立国を目指す日本が誇る独創的研究の一つです。
2005年の開催に引き続き、第一線の研究者が中心となって、ダイニンに関する国際集会を日本で再び開催することには、大きな意義があります。
■ 会議日程
11月1日(日) 午後:登録、オープニングミキサー
11月2日(月) 終日:学術講演、研究発表
11月3日(火) 終日:学術講演、研究発表
11月4日(水) 終日:学術講演、研究発表/夕刻:懇親会
11月5日(木) 解散
■ 使用言語:英語
■ 参加費 (6月1日(月)よりWEBにて参加登録開始)
6月1日~6月30日迄:学生20,000円/一般30,000円
7月1日~8月31日迄:学生25,000円/一般35,000円
■ 組織委員会
委員長
須藤和夫(東京大学大学院 総合文化研究科 教授)
委員(日本)
神谷 律(東京大学大学院 理学系研究科 教授)
豊島陽子(東京大学大学院 総合文化研究科 教授)
真行寺千佳子(東京大学大学院 理学系研究科 准教授)
大岩和弘(情報通信研究機構 神戸研究所 所長)
(米国)
Winfield Sale (Emory University, Professor)
David J. Asai (Howard Hughes Medical Institute, Professor)
(欧州)
Stanley A. Burgess (University of Leeds, Doctor)
豊島陽子(東京大学大学院 総合文化研究科 教授)
大岩和弘(独立行政法人 情報通信研究機構 神戸研究所 所長)
榊原 斉(独立行政法人 情報通信研究機構 神戸研究所 主任研究員)
詳細は順次ホームページにて、ご案内させて戴きます。
http://www.dynein-workshop.com/ja/index.html
【お問合せ先】
「Dynein2009」運営事務局
sec@dynein-workshop.com