フランスに本社を置く調査会社IDATEが発行した報告書「E-paper」は電子ペーパー技術を取り巻く課題について分析しており、先端技術およびその主なエンドユース市場を調査しています。特に100件近くのプロジェクト(開発中または技術テスト中)を紹介しており、新しい世代のモニターが拡大する可能性について分析しています。
電子ペーパー市場は、まだ軌道に乗ったばかり
電子ペーパーは、時には電子インクと呼ばれ、全くの独立した技術ではありませんが、紙の見た目を再現するための電子的な操作が可能な、一連のディスプレイ技術です。電子ペーパーは実際、スクリーン技術(LDC、OLED)と同様に、紙(シート、カードボード)と競合します。電子ペーパー市場まだ小規模ですが、2010年には軌道に乗り始め、2012年には20億米ドル規模の市場になるでしょう。
電子ペーパー技術はついに成熟しました。
読みやすさ、消費電力の低減に関して、非常に良い成果を示しています。 しかし、標準的なディスプレイソリューションへ、電子ペーパーがその代替として利用されることはいまだ稀です。ほとんどの需要アプリケーション(遅い応答速度、カラーの欠如など)に向けた視覚的アピールはまだ不十分です。また、大量生産が始まったばかりで、コスト高となっています。 結果として、電子ペーパーは、いくつかの非常に特定された状況、主に非常に高付加価値のモバイル通信デバイスに限り適しています。ディスプレイソリューションを必要とするすべてのビジネス分野において、電子ペーパーが利用される可能性があります。報道および出版業界はうってつけの候補ですが、電子ペーパーが大衆市場に浸透するまでには、さらに数年を要するでしょう。
【 英文市場調査報告書 】
E-paper
電子ペーパー市場
http://www.infoshop-japan.com/study/iu81542-e-paper.html
出版社IDATE
出版日2009/01
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