その他の調査結果:
OEの製造基盤はOLED以外の製品に移行しています。Plastic Logic社は有機トランジスタ(OTFT)を利用したディスプレイバックプレーンを年間100万台生産できる製造設備を有しており、Konarka社は最近、Polaroid社の旧コーティング施設をリースしました。この工場には年間で最大1GWのソーラーパネルを製造できる能力があり、これによりKonarka社は世界の主要ソーラーパネル製造業者の1社に成長する可能性があります。NanoMarkets社によれば、OE製品の製造能力は全体で2011年までに年間約2,300万m2、2014年までに4,290万m2に成長すると予測されています。
現在のOE製造においては、技術革新が従来型の熱蒸着技術をますます効果的なものにしています。これはOEデバイスの製造において、プリンティングが間もなく主流となるだろうといわれていた数年までのコンセンサスとは対照的です。新しいロールツーロール型の真空機器はスループットを拡大し、コストを下げ、より一層均一な蒸着を可能にしています。有機気相堆積(OVPD)は視線(line-of-sight)堆積の必要性をなくすことで、従来型の蒸着プロセスを改善しています。熱蒸発分子ジェット(MoJET)プリンティングは熱蒸発にプリンティングのような制御性をもたらします。OVPDおよびMoJETはともに材料を同時かつ均一にワンポイントに堆積することで、パターニング、均一性、利用率といった蒸着に固有の典型的な問題を同時に解消します。NanoMarkets社の新しい報告書では、OEアプリケーション向けの機器全体の総売上は2011年には2億2,600万ドル、2014年には3億7,860万ドルに成長すると予測されています。
【 英文市場調査報告書 】
The Future of Organic Electronics Manufacturing
将来の有機エレクトロニクス製造
http://www.infoshop-japan.com/study/nan66966-organic-electronics.html
出版社NanoMarkets
出版日2009/01
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