EMRの導入は医療の分野に大きなメリットをもたらしていますが、さらに新たな動向がインターネットベースのPHR(パーソナルヘルスレコード)という形態で現れており、医療産業に非常に大きな影響を与えるものとなる見通しです。患者は臨床検査の結果、放射線の所見レポート、処方リスト、培養試験の結果などの情報をワンクリックで入手することが可能です。Kalorama Information社が新たに発行した調査報告書「U.S. Markets for EMR (Electronic Medical Records) Technology」ではこの動向に焦点を当て、さまざまな医療提供者に分散していた医療記録が患者およびプロバイダーの双方で共有・管理されるものへとどのように移行していくかについて検証しています。
同社のBruce Carlson氏は次のように述べています。「EMRの販売を促す要因は、『コスト削減につながる』と言われるように、常に病院サイドの事情にありました。これは依然として事実ですが、PHRの場合、販売促進因子には『患者にフレンドリーで現代的だと思われる組織になる』と言われるように、消費者に関わるものもあります。」
2007年、米国には78万7,000名のオフィスベースの医師と5,708の病院があり、EMRの総実装コストは680億から2,550億ドルの間と推計されています。Kalorama Information社では、EMR市場は2007年の95億ドルから2012年まで年間14.1%の成長率で拡大すると予測しています。
【 英文市場調査報告書 】
U.S. Markets for EMR (Electronic Medical Records) Technology
米国の電子カルテ(EMR:Electronic Medical Record)技術市場
http://www.infoshop-japan.com/study/kl79465-us-emr.html
出版社Kalorama Information
出版日2009/01
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