2008年12月19日 13:00

中国の環境保護市場は2013年に344億米ドルに

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Research発行の最新英文調査報告書「The Environmental Protection Market in China」の販売を開始いたしました。

米国の市場調査会社BCC Researchが発行した新しい技術市場調査報告書「THE ENVIRONMENTAL PROTECTION MARKET IN CHINA」によると、中国の環境保護製品・設備市場は2008年に134億米ドルとなる見込みです。今後CAGR20.7%で拡大し、2013年には343億米ドルを超えると見られています。
同市場は、大気汚染、水質汚濁、都市固形廃棄物汚染対応製品・設備に分類されます。なかでも水質管理製品・設備が最大シェアを有しており、2008年は65億米ドルと見積もられています。今後CAGR21.0%で拡大し、2013年には168億米ドルとなる見込みです。
大気汚染対応製品・設備がこれに次ぐシェアで、2008年には61億米ドル、今後CAGR20.5%で拡大し2013年には154億米ドルになると見られています。
3番目の市場が都市固形廃棄物汚染管理製品・設備で、2008年は8億6,000万米ドルとなりました。CAGR20.5%の成長率により、2013年には22億米ドルに到達する見込みです。
この数十年で中国は急速な経済成長と産業化、都市化が進みました。GDP伸び率が8.0%から9.0%となったことで、4億人余りが極貧の状態から抜け出しました。技術的変化や都市化、同国の高い貯蓄率によって、今後も引き続き急速な拡大が予測されるものの、成長のためのリソースとそれがもたらす環境問題への圧力によって、長期的な持続可能性と成長のための目に見えないコストに対する大きな懸念が高まっています。こうした懸念の多くは大気汚染や水質汚濁の影響に関するものです。