米国の市場調査会社In-Statが発行した報告書「Worldwide Cellular Base Station Forecast Driven by Data」によると、世界における基地局出荷台数は2007年において目覚しかったものの、2008年の実績は非常に弱いものとなっています。2007年の市場は、インド、アフリカおよび中国における多数の新規加入者に牽引され、多くの新しい3Gネットワークが世界中で展開され、GSM加入者は急速に増加しました、と同社は述べています。しかしこれらの動向は、今年の世界における基地局出荷台数が、2007年と比較して激減することを防ぐことは出来ないでしょう。
同社のアナリストAllen Nogee氏は、「新しい3Gネットワークの展開は続いており、T-Mobileなどいくつかのオペレーターは全く新しいWCDMAタイプのネットワークを展開しています。しかし、世界経済は低迷しており、途上地域において急速に成長しているとはいえ、GSM加入者の成長は減速し始めています。また、ワイヤレスブロードバンドの利用は成長しているものの、オペレーターにとっては継続した基地局増加を生み出すほど充分な成長とはなっていません。」と述べています。
同書による調査結果:
・中国およびインドにおける携帯電話需要は、GSM基地局の売上を長い間好調に保っている。・WCDMA基地局の出荷台数は2011年までにGSMタイプ基地局の出荷台数を上回る見込み。
・2009年はTD-SCDMA基地局の出荷台数が急激に増加する見込み。
【 英文市場調査報告書 】
Worldwide Cellular Base Station Forecast Driven by Data
世界のセルラー基地局:市場予測
http://www.gii.co.jp/japanese/cg74739-cel-base-station.html
出版社In-Stat
出版日2008/09
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