ただ、がむしゃらに毎日を突っ走ってきました。この1年。
昨年、10月23日にRENOVATEは誕生しました。
本当に月日の経つのは早いもので、アッという間に1年が過ぎていきました。
ファッション業界の企業とファッションを目指している人との関わりの中で培ってきた皆様には
僅か(たった)1年と思われるでしょうが我々にとってはとても意味深く尊い時間でありました。
これも一重に皆様方のお陰であるとRENOVATE STAFF一同、
心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
我々はこの仕事を始める前までファッション業界しか知らずに生きてきました。
当時を思い出しますとファッション業界のど真ん中に立ち、毎日の業務をまるで顕微鏡でみるように近距離から物事を見て検証を繰り返していた日々でした。
言い知れぬ息苦しさや重たい空気に日々翻弄されつつも毎日の業務にただ全力で立ち向かうことに精力を費やす日々。
本当にファッションが好きなものばかり集まっているのもかかわらず話すことと言えば売上のことだけになっていることの異常さにさえ気がつくことなく。
純粋にお洋服を楽しむ会話や音楽などの話さえもせずに。
しかし、フッと気がつけば自分たち以外の同業他社もどのブランドも人手不足に陥り、困窮しているありさまです。
その事実を感じて以来、若干俯瞰して物事を見るようになり、このままではいけないと強く感じて今の仕事へと繋がっていくのです。
この本来、素晴らしいファッション業界であるはず業界が抱えている矛盾や問題点がぼんやり見えてきました。
『なぜ、優秀な人材が集まらないのか?』
シンプルで素朴に考えると今までのファッション業界にはもう魅力が無いと感じている人々が多いからであろうと思われます。
大変、残念であり憂慮すべきことです。
本来は『個性』を大切にして各々の違いを強く打ち出していくことがブランディングのあるべき姿であるはずなのですが、
今となってはブランドロゴを剥ぎ取って、タグを隠してしまえばどれくらいの服・ブランドのものであるのか?服本来が何らかの主張やメッセージを始めその服・ブランドのものであると感じることが出来るでしょうか?
日本のファッションはいつしか『物販』と『ファッション』を都合良く混同し進んでしまったのだと思うのです。
だから、売れれば何でもやってしまう気質が優秀な人材を集められない根本となり、さらに雇用体系も非常に不確かで曖昧な点が多いという点も見逃すことの出来ない一因となっているのでしょう。
私たちは先日、この仕事を通じて
ある運命的であり素敵な出会いを体感しました。
皆様にもお伝えいたしましょう。
その人は本当に柔らかな雰囲気を漂わせながら、デザインの斬新さとセンスの高さ、そしてマーケット動向の捉え方も含めて、
『一流』であることを即座に感じずにはおられない人。
その人はもの静かで真っ直ぐで意志の強いその目には明らかに信じる
何かを見据えている目に見えました。
その人は大袈裟なことも何一つ言わず、ただファッション(モード)とパリをこよなく愛するその人の存在こそが、この味気なく殺伐とした状況を唯一、
一変させる力であると予感であると強く感じています。
ファッションとはお洋服のみならず、音楽や空間、遊びや生き方などを含めたとても大きなものであり、ひとつの文化的表現であるはずです。
ですから、事業として売上向上のためだけに奔走するならばそれはファッション業界ではなく「既製服製造販売業界」であるはずです。
我々はどちらが上でどちらが下であるなどと申しているのではありません。
どちらにも歴然たる意味があります。
ただ、企業は本当に必要な人材像。
そして、個人は本当に進みたい仕事のスタイル。
企業も個人もこの初めのボタンの掛け違えのないところから始まりたい。
この1年、この違いを企業へ伝え、また個人へ伝え共感しあった人々と仕事を
頑に進めていくことがRENOVATEのブランディングであると感じています。
先程、話しましたこの素敵な人との出会いが我々に勇気とそして今後の進むべき道をも明確に示してくれているように感じるのです。
『目にはみえないもの、でも確かなもの』
毅然として真っ直ぐにただ
『好き』であると言い切る強さを今更ながら知りました。
僕たちはファッションが好きです。
そして今、その人から大きなヒントをもらい、そして空気を感じ、
今後も進むべき道を選択しています。
いよいよRENOVATE2年目に突入します。
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