バージニア州を拠点とする市場調査会社NanoMarketsが発行した報告書「The Future of Thin-Film and Organic Photovoltaics Manufacturing」によると、薄膜および有機太陽電池の生産力は今年の2GWp(Gigawatts at peak sunlight)から2015年までに29GWpに拡大することが予測されています。同時に、薄膜PV(TFPV)および有機PV(OPV)製造業者による製造設備の購入額は、2008年の4億5,000万ドルから、2015年には48億ドルへと増加する見込みです。
同書による主な調査結果:
・ TFPV/OPV製造業者による製造設備の年間購入額は、2009年に2008年の倍以上となり10億ドルを超えるでしょう。NanoMarketsは、TFPV/OPV設備の市場は2007年以来の急速な導入によって太陽電池メーカーが生産能力をフルに活用するため、2010年の成長は横ばいになるものの、2015年には48億ドルに達すると予測しています。
・ 印刷は製造コストの削減を約束していますが、高効率の電池を生産する際には課題に直面するでしょう。それでも尚、TFPV電池の製造に利用される印刷設備は、2008年のおよそ4,000万ドルから、2015年には7億5,000万ドル以上に拡大する見込みです。
【 英文市場調査報告書 】
The Future of Thin-Film and Organic Photovoltaics Manufacturing
将来の薄膜および有機太陽電池の生産動向
http://www.infoshop-japan.com/study/nan66967-thin-film.html
出版社NanoMarkets
出版日2008/09
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