世界におけるアブレーション、その他エネルギー利用による治療技術の市場は2桁の成長率で拡大しており、年間収益成長が20%を超えるエネルギータイプも見られています。組織の切断、凝固、切除、不整脈の病変の除去など、さまざまな臨床的エンドポイントの達成を目指すなかで、新製品の開発により各種モダリティの有効性は向上し、製品の操作が容易になったことから、医師による導入が進んでいます。アブレーション、その他エネルギーベースの技術の世界市場については、MedMarket Diligence, LLC社が発行した市場、技術に関する新しい報告書「Ablation Technologies Worldwide Market, 2008-2017: Products, Technologies Markets, Companies and Opportunities」に掲載されています。
より高度な臨床的エンドポイントが要求される組織の外科的治療あるいは介入治療には、従来型の機器では実現しえない手法が必要となります。広範な臨床的適用において合併症が少ないなど、より良い結果を伴った組織の切断、凝固、切除能力、その他組織効果の実現能力には、電気外科療法、 放射線外科、ガンマナイフ、近接照射療法、極低温治療(ハイドロセラピー)、マイクロ波アブレーション、高周波アブレーション、レーザー、熱アブレーション、超音波アブレーションなど、多種多様なエネルギーベースの革新的技術が必要とされます。これらの技術のなかには他と比較してすでに広範な臨床歴のあるものもあります。しかしこれらすべての技術において、求められる臨床結果を出すための能力の追求が積極的に行われています。
MedMarket Diligence社でプレジデントを務めるPatrick Driscoll氏は、「介入治療・外科的技術の分野において、アブレーションは比較的新しいパラダイムです。しかし患者数が増えるなかで、多くの臨床専門家により急速に受け入れられ始めています」、と述べています。アブレーション技術は心疾患、特に不整脈の治療において多く利用されていますが、癌や一般外科、待期手術、整形外科などの分野における利用も急速に拡大している、と同氏は述べています。また、「この要素が2桁で成長する250億ドルの市場を牽引しています」、とも伝えています。
【 英文市場調査報告書 】
Ablation Technologies Worldwide Market, 2008-2017: Products, Technologies Markets, Companies and Opportunities
世界のアブレーション技術市場:2008-2017年
http://www.infoshop-japan.com/study/med71599-ablation-tech.html
出版社MedMarket Diligence
出版日2008/09
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