世界の照明器具の需要は年率5.2%で増加しつづけ、2012年には1,180億米ドルに近づくと予測されています。日本や米国といった巨大市場における照明器具の需要が過去10年間の不況から改善され、また、アジアや東欧などの途上国の市場が最速で成長すると予測されています。こうした動向は米国の産業市場調査会社The Freedonia Group, Inc.が発行した報告書「World Lighting Fixtures」の中で紹介されています。
中国は2012年に米国を抜いて世界市場の20%を占め、最大の照明器具市場になると予測されています。インドも2012年まで年間10%を超える割合で需要拡大することが予測されるため、最も急速に拡大することになるでしょう。規模が小さいロシア市場においても大幅に収益を上げ、東欧の成長を牽引することになります。
西欧、米国、日本などの先進国における照明器具の需要は2012年まで世界の平均に対して遅れをとると見られています。これらの市場のうち、建設市場が2006年に始まった不況から抜け出すことや自動車生産量の増加などによって米国が最も急速に拡大すると見込まれています。日本や西欧では弱体化した建設市場や自動車生産見通しの悪さから需要は制限されるでしょう。
【 英文市場調査報告書 】
World Lighting Fixtures (Forecasts for 2012 & 2017 in 23 countries)
照明器具の世界市場:2012年および2017年の予測
http://www.infoshop-japan.com/study/fd72077-lighting-fixture.html
出版社The Freedonia Group
出版日2008/08
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