中高年者及び障害のある人の運転免許取得と自動車全般の相談や、環境改善ための各種活動を行う特定非営利活動法人運転免許取得支援センターは、厚生労働省直轄団体の独立行政法人福祉医療機構の助成事業として、中高年者及び障害のある人の運転免許及び自動車と周辺機器に関するセミナーを実施する運びとなりましたので、お知らせいたします。
自宅から駅までの道のり、バリアフリーがなされていない駅、満員電車に乗るのが難しいなどさまざまな要素から就労や就学、日常生活の買い物などで障害のある人の移動に関して自動車は、大切な移動手段です。しかし障害のある人が運転免許取得をするまでには、いろいろな段階を経なければなりません。運転免許の条件書き換えが行われるまで、また行われた後にも、一人ひとりの生活環境や身体状況にあわせた各種の支援が必要になります。この運転免許の制度や助成、自操式・介助式自動車、運転補助装置などに関する多種多様な問い合わせが、特定非営利活動法人運転免許取得支援センターに寄せられています。
問い合わせは、障害のあるご本人や家族だけでなく、それらの方々と接点の多いリハビリテーション専門職や障害のある人を雇用する企業など、障害のある人の日常生活に関る人達からも多くあり、一般の人や専門職の人に中高年者及び障害のある人への正しい理解を深めてもらうためにセミナーを開催し、中高年者及び障害のある人のよりよい生活環境づくりを目指します。
セミナーは講義だけでなく、実技講義を盛り込んでおり、知っていはいてもなかなか運転する機会のない手動装置などの福祉車両の運転、車いすの格納などが体感できる立体的な講義となっています。また自動車、車いす、運転補助装置などメーカー協力により、福祉車両や車いすの展示を予定しています。
これから免許をとられる障害のある人やご家族、障害のある人を雇用する企業、教習所、リハビリテーション専門職、車いすマークを駐車場に設置している経営者、障害のある人自身など、日ごろ障害のある人に接するサービス提供者側、自治体職員の方など多くの方の参加をお待ちしています。
リハビリテーション専門職従事者向プログラム 講師予定者
藤井 直人(神奈川県立総合リハビリテーションセンター リハビリテーション工学室室長)、玉垣 努(神奈川県リハビリテーション病院)、内田 竜生(元関東労災病院 リハビリテーション科部長・内田クリニック院長)、泰松 潤(トヨタ自動車(株)フリート営業・特装部長、日本自動車工業会福祉車両部会長)、北川 博巳(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所)、鎌田 実(東京大学工学系研究科産業機械工学専攻 教授)、高橋 紘士(立教大学コミュニティ福祉学部教授)、小林 登(産業技術大学院大学 創造技術専攻 教授)、木村 良二(株式会社沖ワークウェル取締役社長・東京コロニー理事)ほか
障害のある人の理解を深めるプログラム
池田 学(警察庁交通局運転免許課 警察庁警視)、髙原 剛(社団法人全日本指定教習所協会連合会 教習部長)、内田 竜生(元関東労災病院リハビリテーション科部長・内田クリニック院長)、玉垣 努(神奈川県リハビリテーション病院)、内田 春夫(湘南鴨宮自動車学校)、貝谷 嘉洋(特定非営利活動法人日本バリアフリー協会 代表理事)、泰松 潤(トヨタ自動車(株)フリート営業・特装部長、日本自動車工業会福祉車両部会長)、鎌田 実(東京大学工学系研究科産業機械工学専攻 教授)、高橋 紘士(立教大学コミュニティ福祉学部教授)、小林 登(産業技術大学院大学 創造技術専攻 教授)、木村 良二(株式会社沖ワークウェル取締役社長・東京コロニー理事)ほか
開催日 リハビリテーション専門職技術者向けプログラム
10月11日(土)、11月15日(土)、12月6日(土)
障害のある人の理解を深めるプログラム
10月12日(日)、11月16日(日)、12月6日(土)
* 12月6日は、両コース合同会場 各コース第一回目・第三回目会場
東京都千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクウェア
ちよだプラットフォームスクウェア 5F会議室
(最寄駅 東西線竹橋駅3b出口、都営地下鉄線神保町)
各コース第二回目会場
東京都品川区東八潮3-1
船の科学館
(JR新橋より新交通ゆりかもめ「船の科学館」、有楽町線豊洲駅)
セミナーについての問い合わせ先
特定非営利活動法人運転免許取得支援センター
担当 進藤
TEL 03-5699-1613 FAX 03-6203-8515
E-mail shindou@for-dab.jp