韓国のパワートレイン市場は現在ガソリンエンジンが独占していますが、将来はハイブリッドエンジンがその人気を拡大すると見られています。原油価格の高騰により消費者がより燃費のよい車へと移行しているためです。
米国の調査会社Frost & Sullivanが発行した報告書「Strategic Analysis of the South Korean Powertrain Market」では、韓国のパワートレイン市場が2007年に75億7,000万米ドルを売上げ、2012年末までにCAGR5%の成長率（2007～2012年）によって95億3,000万米ドルに達すると予測しています。
現在、韓国ではガソリンエンジンがパワートレイン市場の81%を独占していますが、これが2012年には市場シェア75%となり、ハイブリッドエンジンが注目されると見られています。奏者の予測によると、韓国は2009年までに9,000台のマイクロハイブリッド車が生産され、2012年には、これが4万8,000台となります。
韓国最大の自動車メーカーであるHyundai Motor Co.がリードして、来年7月に韓国製としては初のハイブリッド車を量産する予定です。韓国の自動車メーカーでは新興のパワートレイン技術を迅速に導入しており、ハイブリッド車の開発から代替燃料の導入に至るまで日本の技術に追いつこうとしています。事実、Hyundaiは2003年からLPGエンジンの生産をスタートさせ、それ以降、韓国車の多くにLPGエンジンが搭載されています。LPGエンジンは排気ガスが少ないことで知られており、ハイブリッド以外では最良のエンジンとされています。
【 英文市場調査報告書 】
Strategic Analysis of the South Korean Powertrain Market
韓国におけるパワートレイン市場の戦略的分析
http://www.infoshop-japan.com/study/fs70932-kr-powertrain.html
出版社Frost & Sullivan
出版日2008/07
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