米国の調査会社Insight Researchが行った調査によれば、世界の通信ゲートウェイおよびセッションボーダーコントローラー（SBC：Session Border Controller）の売上総収益は、今後5年間のCAGRで13%近い成長率を記録すると予測されています。この専用機器は、従来型の電話回線ネットワークとインターネットの広範な利用を実現する次世代ネットワークサービスとの相互接続を可能にします。この産業調査によれば、2008年中に世界市場で20億ドル近い規模のゲートウェイ技術が販売される見通しで、新規ゲートウェイギアの年間売上は2013年までに35億米ドルに成長すると予測されています。
同社が発行した市場調査報告書「Network Gateways, Multi-Access Systems, and the SS7- to-IP Migration, 2008-2013」では、世界のゲートウェイ売上が予測期間内で13%を若干下回る程度の成長率である一方で、HFC（hybrid-fiber coax）ゲートウェイ、SIPゲートウェイ、SBCは流れに逆らい、予測期間内で30%を越える売上収益の成長率を示すだろうと予測しています。
この調査では、類似の市場需要に牽引される9種のゲートウェイとSBCを調査対象としており、SBC、SIPゲートウェイ、エンタープライズゲートウェイ、拡張サービス用ゲートウェイ、ワイヤレスゲートウェイ、メディアゲートウェイ、HFCゲートウェイ、ホールセールゲートウェイ、シグナルゲートウェイ、インターネットテレフォニーゲートウェイのユニット需要・収益の地域別予測も行っています。
【 英文市場調査報告書 】
Network Gateways, Multi-Access Systems, and the SS7- to-IP Migration 2008-2013
IP移行へ向けたネットワークゲートウェイ、マルチアクセスシステムおよびSS7の市場(2008～2013年)
http://www.gii.co.jp/japanese/ir71578-netw-gateway.html
出版社The Insight Research Corporation
出版日2008/08
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