2008年08月21日 15:00

世界におけるナノ医療アプリケーションは2013年までに38億米ドル市場に

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル　インフォメーション（神奈川県川崎市、代表取締役社長：小野悟）は、米国調査会社BCC Researchの発行する最新の英文調査報告書「Global Medical Markets for Nanoscale Materials and Devices」の販売を開始いたしました。

米国の調査会社BCC Research,が発行した報告書「GLOBAL MEDICAL MARKETS FOR NANOSCALE MATERIALS AND DEVICES」によると、世界におけるナノテクノロジー・アプリケーション向けの医療市場は2007年に17億米ドルを記録しました。さらに、2008年には19億米ドル、その後、CAGR19.9％で拡大し、2013年には38億米ドル規模となる見込みです。

同市場は、ナノ粒子、その他のナノ構造材料、ナノツール／ナノデバイスに区分されます。その中で、最大の市場シェアを占めるのがナノ粒子セグメントで、2007年には16億米ドル、2008年には18億米ドル、そして2013年には34億米ドルの市場となることが予測されています。また、2018年に79億米ドル規模に到達する潜在性があります。

次に大きなシェアを占めているのが、その他のナノ構造材料セグメントで、この分野は、最も急速な成長を示しているセグメントでもあります。ナノ構造材料の2007年の市場規模は3650万米ドルでしたが、2008年には4510万米ドルとなる見込みです。また、2013年には3億470万米ドルとなることが予測され、2018年には11億米ドル規模にまで成長する潜在性があります。

ナノツールおよびナノデバイスは最小のセグメントで、2007年の市場は3050万米ドルでした。同市場は、2008年には3420万米ドル、2013年には7760万米ドルとなることが見込まれており、2018年には2億8750万米ドルに到達する潜在性があります。