IMS Research社が発行した調査報告書「Touchscreen & Input Technologies for Mobile Handsets - 2008 Edition」によると、タッチスクリーン対応のモバイル端末売上は1年を通して着実に成長し、成長は依然強くなる見込みです。2007年におけるタッチスクリーンフォンの販売台数は3000万台をわずか下回りましたが、同社では、2012年までに2億3000万台以上に増加すると予測しています。
モバイル端末市場において、タッチスクリーンが著しくその存在を高める準備が整ったことを示す多くの兆候が見られます。 同報告書では、3大携帯電話メーカーがタッチ技術を利用した携帯電話の生産を増加させる傾向にあるとしています。 7月には、LGが700万台のタッチスクリーン端末を販売したと発表しました。これはLGが最初にタッチスクリーン式の携帯端末を発売してから、わずか5四半期後のことです。似たような成功例では、SamsungがSprintを通して最近リリースした、フルタッチスクリーンのInstinctがあります。発売からたった1週間後に、SprintはInstinctがすでにキャリアの歴史においてEV-DOデバイスのベストセラーになったと発表しました。また、Appleは最新の3G iPhone端末が発売からほんの3日間で100万台の販売を記録したと報告しました。
IMS Research社のアナリストであり同報告書の著者であるFemi Omoni氏は、「オリジナルのiPhoneはこの巨大市場がタッチスクリーンフォンに興味を持つきっかけを作り出しました。事実、消費者に人気があるだけでなく、データ収益の促進を助け、いかにタッチスクリーン端末が重要であるかを証明しました。今ではすべてのネットワークオペレーターおよび端末製造業者が、利益の分け前を欲しています。」と述べています。
【 英文市場調査報告書 】
Touchscreen & Input Technologies for Mobile Handsets - 2008 Edition
携帯端末のタッチスクリーンおよび入力技術:2008年版
http://www.gii.co.jp/japanese/iz70942-input-techno.html
出版社IMS Research
出版日2008/07
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