バージニア州を本拠地とする調査会社、NanoMarkets社の新たな調査報告書「Building Integrated Photovoltaics Markets: 2008」によれば、建物一体型太陽光発電(BIPV)の市場は2013年までに40億米ドル、2015年までには80億米ドルを超える収益規模に成長すると予想されています。同書はNanoMarkets社が発行する一連の報告書の最新版であり、新たに台頭する太陽光発電市場について検証しています。
主なポイント:
・2013年におけるBIPVの総設備容量は10.8 GWpと予測されており、そのうち4.6 GWpは欧州、3.7 GWpは米国によるものと推計されています。また、2013年のBIPV総設備容量のうち、約7.0 GWpは家庭用アプリケーションによるものとも予測されています。今後も屋上設置が市場の大部分を占めると考えられていますが、2013年には壁面を利用したBIPVも1.1 GWp分を占めるだろうと予測されています。
・ソーラータイル、スレート、シングルなどを含むPV一体型ルーフ製品の市場は2013年には25億米ドルの収益をもたらすと予測されています。また2013年には、ソーラーカーテンウォール、建物のクラッディング、アトリウムガラスなどの壁面関連製品も4億3,000万米ドルの収益ももたらすと予測されています。
・企業の中には従来の結晶シリコンを利用し、高効率性を競合に勝てる大きな特徴として、BIPV市場で戦っている企業もあります。この市場は2013年には21億米ドルの収益規模に成長するとNanoMarkets社は予測しています。しかし一方で、製品の湾曲した面へのラミネートや建物への統合が可能な新しい薄膜有機PV材料に対しても、BIPVは大きな市場機会を提示すると期待されています。
【 英文市場調査報告書 】
Building Integrated Photovoltaics Markets: 2008-2015
建物一体型太陽光発電(BIPV)市場:2008~2015年
http://www.infoshop-japan.com/study/nan67659-photovoltaics.html
出版社NanoMarkets
出版日2008/07
【 本件に関するお問合せ先 】
株式会社グローバル インフォメーション
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺 1-2-3
アーシスビル 7階
担当: 営業3課
E-mail:sl3@gii.co.jp
電話: 044-952-0102
FAX: 044-952-0109