ハイテク市場の調査を専門とする米国の調査会社In-Statがこのほど発行した報告書「Enterprise FMC: A Lot of Activity, But Lagging Demand for Now」によると、有線および無線ネットワーク間におけるシームレスローミングの有益性は認められていますが、FMCの広範な展開には多くの課題が残されています。なかでも最重要の課題は、FMCを収益に対する脅威とみなす無線キャリアに対して、説得力のあるビジネスケースを見つけることです。
主として個人消費者市場に重点を置いているT-Mobileを除いた米国におけるケースですが、企業におけるFMCソリューションの必要性に対する認識の遅れが通信主要企業の動きを鈍らせているのではなく、彼らがかつて経験したような、今後数年間にわたり浸透していく、説得力のあるソリューションの開発を目指しているのだとIn-Statでは考えています。
同報告書では以下の点が明らかになっています。
・20%のWi-Fi利用企業はWi-Fi上で音声を利用・FMCは利益を生み出すことが出来るのか?
・需要の遅れにもかかわらず、SIPフォンはUMAフォンを上回り、デュアルモードセルラー/Wi-Fiの出荷数は今後数年にわたって著しく増加する
【 英文市場調査報告書 】
Enterprise FMC: A Lot of Activity, But Lagging Demand for Now
エンタープライズFMC市場:多くの取り組みがあるが、当面は低迷する需要
http://www.gii.co.jp/japanese/cg69326-entpr-fmc.html
出版社In-Stat
出版日2008/06
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