株式会社アイデック(代表取締役:竹前健一郎/埼玉県北葛飾郡杉戸町)は、データ入力において完全にセキュリティが守れ、大幅なコスト削減を可能とする独自な入力システム(IPS)を開発し、SOHOワーカーによるデータ入力の生産体制を確立しました。この新たな入力の生産構造で、現状のパンチベリファイ方式の入力業界の生産構造を改革することを目標として、入力業務の受注生産体制をインターネット上で構築して行きます。
(現状の入力業界の生産構造)
現状の入力業界は99%までは、パンチベリファイ入力の生産方式で成り立っております。この生産方式は40年前の生産方式であり、原票を見ながら入力するシステムであります。かつ入力者はキーパンチャーという数ヶ月のトレーニングをして、初めて一人前の入力者になれるという特殊能力が必要とされております。
またこの入力業界は国内に二千数百社存在し、大半が数十名から二百名くらいまでの中小零細企業で成り立っております。それぞれが場所と設備と入力者を抱えており、自社の生産能力は決まっております。
そしてこの業界の受注の構造は、大半が大手、中堅のSI会社がクライアントのシステム構築と共に、入力作業をアウトソーシングの一部として受注しております。その内の入力作業はそれぞれのSIの会社の下請けとして数十社のパンチ入力会社がその生産を行っております。
それぞれのパンチ入力会社は自社の生産能力が決まっているので、自社で処理できない分を受注した場合は、他のパンチ会社に再外注しており、それぞれのパンチ会社がお互いに利用しあって稼働率を上げあうことで成り立っており、その結果入力原票が業界を巡りまわると言う、セキュリティを無視した生産構造となっております。
更にはこの数年の現象として、キーパンチャーの志望者が大きく減少し、キーパンチャーの高齢化が進むと同時に、毎年十数社がそのために廃業するような事態となっております。そしてそのために小さくなった生産の対象は中国をはじめとする海外に依存するようになりました。すなわち源泉徴収表のような個人の収入から家族構成までがあるセキュリティの高いデータが、
個人情報保護法の無い国で入力生産されているのが実情であります。
(当社独自入力システムIPSの入力の仕組み)
当社IPSの入力生産処理工程
(顧客内での作業)
1. 入力対象の原票をスキャナーで画像化する。2. 対象の入力原票の画像を入力項目毎に画像分割する。
3. 分割された画像をシャッフルして、ランダムな番号を付加する。この段階で本来の画像の番号とランダムな番号の
対比テーブルが出来る。
4. ランダムな番号付加された項目画像を当社のサーバに送信する。
(当社内での作業)
5. 受信した項目画像を入力サーバにジョブアップを行う。6. SOHOワーカーが当社の入力サーバにログインして入力作業を行う。
7. 同一項目を二人の人が重複入力し、その入力データを照合して未照合のエラーデータの修正を行う。
8. 入力作業が完了したら、顧客担当に連絡する。
(顧客内での作業)
9. 入力完了したデータを当社のサーバから受信する。10. 受信した項目データを、画像番号の対比テーブルによって、データの合成を行う。
以上が当社の独自入力システムIPSの処理作業工程です。入力原票を一切外部に出さず、入力するSOHOワーカーは、それぞれが項目単位の入力となっているので完全にセキュリティが守れるシステムとなっております。入力者はサーバの中に入って、ある人は氏名のみの入力、ある人は住所のみの入力、ある人は電話番号のみの入力と言うように、入力するデータは文字列の入力となり、情報としての価値のない入力データとなっております。またブラウザサーバシステムとなっているので、入力システムをパソコンにインストールする必要も無く、項目画像、及び入力データも一切パソコン上には残らないシステムとなっております。
(当社IPS入力の特長)
1. 完全にセキュリティの守れる生産方式となっております。2. 入力する場所、設備が不要で、入力者も出来高制の作業料となるために、現状のパンチ入力の2~3割のコスト削減
が出来ます。
3. データ量に応じた生産体制が構築できるので、納期の短縮になります。
4. 自社のみで生産体制が作れるので、再外注は一切発生しません。
5. 同一項目同時重複入力し、照合処理後スキルの高い人が修正作業を行うので、データの精度がパンチ入力よりも
向上します。
6. SOHOワーカー登録時に、スキルランクテストを行い正解率と作業時間でランク付けをした、高スキルの人のみしか
登録しないので、入力ミス率がほとんど発生しません。
7. SOHOワーカーの対象者として、以下の4つをターゲットとすることで社会貢献となります。
・ 今後増大化する高齢者が65歳を過ぎても、在宅で入力し収入が得られます。
・ 高齢者の在宅介護のために就労できない人でも、在宅で空いている時間に入力作業が出来収入が得られます。
・ 子育て中の主婦でも在宅で作業が出来、収入が得られることから、少子化防止に貢献します。
・ 身障者が在宅で作業が出来ることで通勤する時間と煩わしさを無くすことが出来、更には当社が在宅就業支援団体
になっているので、入力業務を当社に委託している会社が、1.8%の身障者を採用する必要が無くなり更には入力
料の金額が大きくなれば報奨金、調整金が国から支給されます。
8. 入力者であるSOHOワーカーは、パソコンとインターネットがあれば、誰でもが、何時でも、何処からでも入力作業が
出来ることから、パソコンオペレーターは上記4つのターゲットからいくらでも集めることが可能となります。
当社はこの入力システムにより、四十年間続いたパンチベリファイ入力の生産構造を、今の時代に合った入力方式IPS入力での生産構造に変えて行きます。当社はインターネットで、入力生産できるファクトリーを構築して行くことにより、在宅で仕事を希望し収入を得られる仕組みをどんどん大きくして行くことで、社会に貢献して行きます。
数年後には当社のSOHOワーカーは、上記の4つのターゲットで数十万人となり、当社の入力での作業料をポイント化し、当社のホームページの中で買い物、情報交換できるようなサイト作りもターゲットとしております。そして上場も視野に入れて当社の事業拡大を行って行きます。
【会社概要】
社名 株式会社アイデック
URL http://www.idec-ips.co.jp
設立 2006年3月
資本金 5,100万円
代表者名 竹前 健一郎
住所 〒345-8501
埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1日本工業大学W1棟208号室
TEL 0480-31-1116
FAX 0480-31-1117
周辺地図 http://www.idec-ips.co.jp/profile/idec-map.html
事業内容 データ入力代行、データ入力ソフト販売
取引銀行 埼玉りそな銀行 杉戸支店
沿革 2006年3月 会社設立